Vinyl Import(Japanese Edition)

[USED:Cond.B] Mayu

Pale Cocoon

User Review :5.0
(1)

Used Details

Artwork
Here *The artwork is of the new items and may differ from the actual item.
Other Condition
:
US盤,ライナーあり,2LP
Comment
:
REISSUE,2020年初84年JAPANESE AVAN POP
:
HMV record shop online

Item Details

Catalogue Number
CONATALA001
Label
Japan (Import)
Format
Vinyl
Other
:
Import

Product Description

(This HMV Review is for new items and is only for reference. Novelty will NOT be available for used items despite mentioned bellow.)

1980年代初頭、Pale Cocoonのメンバーである川端強は、富山でアルバム作曲中、繭から飛び出すような鮮やかなイメージを持っていた。自宅のスタジオにある4トラックレコーダーでの作曲から、より大きなスタジオに移り、Pafe Recordからリリースしている他のミュージシャンらの助けを借りて楽曲をアレンジ。オープンリールに変換し、Pale Cocoonのフル・アルバム『繭』を完成させた。

川端は『繭』の制作過程で、インスピレーションを受けたベルギー象徴主義絵画のように日常生活の繊細なニュアンスを拾い上げ、自然の音を表現するために各パートをストイックに作り込んでいる。渦巻くシンセサイザーやノイズで表現された日本の夏の風景。きらめくようなギターの音は雪の結晶をイメージしている。こうした音の客観性にこだわる川端の純粋なアプローチは、音そのものののより深い精神性を呼び起こすような作品の表現において、とても重要な役割を担っている。__「物質ではなく、それが生み出す現象を描写する。」とフランスの詩人ステファン・マラルメが書いたように。

そのようにして、自然の音を模した音楽表現が散りばめられた『繭』のサウンドスケープが生まれた。アルバム1曲目を飾る「Sora」は、彼らの内省的な世界への扉として機能している。 リコーダーの目まぐるしい旋風から、恍惚としたギターやシンセサイザーへと変化する様は、WooやCluster、Penguin Café Orchestraの多幸感を想起させる。

次の曲「Shunmin」では『繭』の幻覚へと深く入り込み、エフェクト処理されたアコースティックギターと、コズミックなキーボードアレンジを先導する催眠的なドラムマシン・プログラミングがゆらめくような雰囲気を作り出している。Cherry Red RecordsやThe Durutti Columnのようにドリーミーなポストパンクの影響が感じられるかもしれない-(The Durutti Columnは1984年の日本ツアー中にPale Cocoonと同じステージに立っている)が、しかし、この作品は間違いなく川端の特異なビジョンであり、製作者たち(同郷・富山のオリジナルリリース元であるPafe Recordと、本作での演奏にも参加した同レーベルに所属するグループFuneral PartyとVirgin Mayonnaise)の原風景に通じている。

(メーカーインフォメーションより)

  • Vinyl

    Mayu

    ¥3,080 Import(Japanese Edition) Import(Japanese Edition) 15 May 2020

Track List   

  • 01. Sora
  • 02. Shunmin
  • 03. Musoukyoku
  • 04. Mizutamari
  • 05. Onshitsu
  • 06. Kumoatsume
  • 07. Toy Box
  • 08. Laboratory under the Bluesky
  • 09. Room=Manhole
  • 10. Automatic Doll
  • 11. Microscorp
  • 12. FLALORM

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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5.0

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Pale Cocoonメンバーの川端強氏の繊細でか...

投稿日:2020/06/06 (土)

Pale Cocoonメンバーの川端強氏の繊細でかつ大胆な音楽性に魅了された一人です。 幼かったあの頃を思い出させてくれる、あの純粋無垢だった自分。 欲に塗れるでもなく、ただ冒険したかった幼き少年時代。決して戻ることはできない、思い出も色褪せてしまった。それでも色褪せたあの日を鮮明にフラッシュバックさせてくれる。 それこそがPale Cocoonなんだろう。 Pale Cocoonは、音楽に新たな可能性さえも感じさせてしまう魔力があるようだ。 とはいえ多くを語ってもただの戯言にしかならないので、知らない人には「聞いて欲しい」の一言に尽きる。 さて、この程再発された本作ですが、初回特典はgetならず。 悔しすぎる。 それだけマニアックなファンが日本各地に居たとは。 初回特典版ではないが、CDとレコードは購入できたので(現在は既に完売・・HMVで取り寄せ可能とのこと)どちらの音色もじっくり味わっていこうと思う。 最高の一枚を有難う。

kiiro さん | 東京都 | 不明

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