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「沈みかけの船より、愛をこめて」幻夢コレクション 朝日文庫

Otshuichi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022621191
ISBN 10 : 4022621192
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父の友人の遺品整理のため訪れた蔵で、俺は「時間跳躍機構」なるものを発見する。それからというもの、俺は無数に枝分かれした時間軸を渡り歩くことになった(「地球に磔にされた男」より)―奇想と叙情、バラエティにあふれた衝撃の“ひとり”アンソロジー。

【著者紹介】
乙一 : 1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

中田永一 : 2005年「百瀬、こっちを向いて。」でデビュー

山白朝子 : 2005年「長い旅のはじまり」でデビュー。怪談専門誌『怪と幽』を中心に執筆

安達寛高 : 1978年福岡県生まれ。2021年公開の映画『サマーゴースト』では脚本を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ざるこ

    11篇。おもしろいけど惹きつけられる程じゃないなと思ってたら後4篇が大好物で。グロテスクでドキドキのゾンビもの「カー・オブ・ザ・デッド」両親の離婚でどちらについて行くか?娘視点で親を査定。立場、状況を見て冷静に分析。最終頁のしみじみと心に沁みる文章がお気に入りの「沈みかけの船より、愛をこめて」高校生ユイと耳裏に存在する意識を持つ人面瘡が猫惨殺事件に挑む「二つの顔と表面」ベストは「地球に磔にされた男」並行世界に生きる数多の自分に会いに行く。幸せとは?どうオチを着けるかと思ったがそうきたか。爽やかなラスト。

  • 星野流人

    乙一さんによる各名義を集めたアンソロジー。特に好きだったのは、わずか4ページの超短編「電話が逃げていく」。タイトル通りの内容でふざけてるのかと思うような導入なのだけれど、どんでん返しが見事で唸らされました。「パン、買ってこい」は、パシリになった主人公がまさかの方向へ突き進んでいく姿が良かったですね。良質な青春小説。表題作「沈みかけの船より、愛をこめて」も、沈みかけの船たる家族が、離婚にいたった原因が物語上に巧妙に仕掛けられていて、非常に良かったです。短い短編も多く、読みやすかったです

  • ぽっぽ

    まあ、バラエティに富んでました。多才な作家さんです。もう少し膨らましたら、と思わないでもないですが、その軽さが短編ですからね〜。さらりと楽しめました。

  • NAOAMI

    乙一と彼の分身とでも呼ぼうか名義別に描かれた世界観はどれも独特だ。幻想?不思議?ファンタジー?SF?ミステリ?どの言葉も当てはまるが全てを言い得てない。掌編・短編で、視点人物は上手く人生渡っているわけもなく、どちらかというとネガティブ。なのに物語のトーンは決して暗くない。離婚する父母のどちらと共に暮らすかを悩んだり、カースト底辺でクラスメイトから遠巻きに敬遠されるも、冷静かつテンポよく健康的だ。何かがズバッと解決されるわけではないが各篇の終わりは清々しく爽やか。暗闇に差す光よりも薄明りに煌めく星に近い〆。

  • しましまこ

    短編集、「パン、買ってこい」がお気に入り。

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