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ビ-トルズを知らない子どもたちへ

Osamu Kitayama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903951218
ISBN 10 : 4903951219
Format
Books
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

2009年9月9日、ビートルズ全オリジナル・アルバム、リマスターCD世界同時発売に合わせ、緊急発売!

あの〈革命〉は、いったい何だったのか。

自己の「二重構造」に苦しみながら、世界を手玉に遊び切った素晴らしい4人(ファブ・フォー)。
「ビートルズ現象」の深層をみずみずしい感性で読み解いた名著『ビートルズ』(講談社現代新書)、待望の新装復刊!

●目次

まえがき

I 不幸で小さなビートルたち

 すでに伝説だった
 不幸な不幸なジョン
 ●年譜(1940.7.7〜1956.3)
 天才児は問題児である
 四人兄弟
 ロックという自己慰安
 エルヴィスのくれたプレゼント
 愛されたかったテディ・ボーイ
 〈おさまらなさ〉の開花

II 三分間芸術の時代に

 なぜバンドだったのか
 三分間の隙間
 彼らの下積み時代
 ●年譜(1956.7.6〜1962.10.5)
 現場即応修業
 小さなスピーカーから
 手から手へ
 「もうひとりのビートル」たちの手へ

III 画面の黄金分割

 ビートルズの、あの
 ●年譜(1963.1〜1963.12)
 画面の機会均等主義
 彼らのプレイイング・マネージメント
 四角い愛のルール
 フォークとロックの媒介者として
 「電車ごっこ」の時代
 電車から降りるとき
 労働者階級の英雄
 シンデレラ物語の行く先

IV アメリカン・ヒーローの凱旋

 アメリカ上陸
 ●年譜(1963.8.28〜1966.6)
 時代の穴埋めとして
 ギヴ・ピース・ア・チャンス
 死というパワー・システム
 殺意を引き受けるヒーローたち

V ながら族の青春

 放たれた矢のように
 スウィンギング・ロンドンの新植民地(ニュー・フロンティア)
 見捨てられた子の愛の伝説
 ポップスの波に舞い上がる集団錯覚
 ●年譜(1955〜1966.6.29)
 武道館のビートルズ
 「あんたがビートルズ」
 〈ながら〉族の自由
 ビートルズが教えてくれた

VI プレイ・バックはできない

 編集され切り売られる実人生
 メディア内人生へ
 〈祭り〉の出番が来て
 ●年譜(1966.7〜1967.12)
 スタジオから、見えない世界ヘ
 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
 アップル・プレイイング・マネージメント
 ●年譜(1968.2〜1968.11)
 遊びながらの自主管理
 《イムジン河》事件
 ●年譜(1969.1.19〜1971.8)
 ホワイト・アルバム
 屋根の上のモダンが終わる
 ビートルズは教えなかった
 〈七〇年〉の曲がり角
 「オイラいちぬけた」

VII 見えない冗談

 アルファベットがただ七つ
 ゴキブリーズ
 おニャン子社会のビートルズ再入門
 ノンセンスのセンス
 笑われたアメリカ
 記者会見で生まれる伝説
 つくるナイナイ計画は
 世界に小便ひっかけ
 虚実皮膜の曲芸
 あれは〈プレイ〉だった
 「糞くらえ」「糞ったれ」
 ビートルズを信用するな
 それは少女のような無邪気さで
 少女から女への〈初潮音楽〉
 少年も少女のように
 マネージャーの愛情
 〈卒業〉──少女篇・少年篇
 サイケデリック・ビートルズ
 彼らがマリファナだった
 昔、サーカスがあってね
 欲望仕掛けの自動人形

VIII 愛こそすべてだったのか

 ラヴ・ストーリーの終章へ向けて
 そして誰もいなくなった
 ●年譜(1966.11〜1980.12.8)
 ポールとジョン
 彼らに何があったのか?
 ドキュメント『レット・イット・ビー』
 ジョン・オノ・レノンの登録
 ヨーコと僕らの三角関係
 似てないどうしの愛
 ヨーコ、大洋の子が僕を呼ぶ
 気がついたらなにもかもが
 ベッド・イン
 狂おしいAIDSの唄の可能性ヘ
 ビートルズの子どもたちはいま
 何が笑われていたのか
 一九八〇年十二月八日

IX ビートルズを知らない子どもたちへ

 それは若ければ……
 「ビートルズが動いた」
 テレビ・アニミズムの新製品
 〈聖なる一回性〉の神話
 からくり知らずの魔法の箱
 やってみたら面白かった
 それはあまりにビッグな
 「世界」を議論させるブランド・アイテム
 〈ビートルズ百貨店〉の独創(オリジナル)
 「元気です」
 メディア現実の展開
 ポスト・テレビ族の登場
 ビデオ・プレイイング・マネージメント
 ウソとホントの自己管理
 「オーディションに受かったかな」
 受け継がれた〈見かけ〉の黄金分割
 若きプレイイング・マネージャーたちへ
 脱(ポスト)モラトリアムとその後
 これで本当におしまいです。あとは、

旧版へのあとがき
あの〈ビートルズ革命〉をもう一度 二十二年後のあとがきにかえて

Content Description

目次 : 〜あの<革命>は、いったい何だったのか。 / 自己の<二重構造>に苦しみながら、世界を手玉に遊び切った / <素晴らしい4人>。<ビートルズ現象>の深層をみずみずしい / 感性で読み解いた名著、待望の復刊!〜 / 【目次】 / 1.不幸で小さなビートルたち / 2.三分間芸術の時代に / 3.画面の黄金分割 / 4.アメリカン・ヒーローの凱旋 / 5.ながら族の青春 / 6.プレイ・バックはできない / 7.見えない冗談 / 8.愛こそすべてだったのか / 9.ビートルズを知らない子どもたちへ

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 「アイドルに対して吐き出される、嫉妬、罪悪感、性欲によって支配された強い緊張感は、ときに殺意にまで高まるものである。」(69頁) 対象のアイドル視が対象を殺すことにつながる、ジョン・レノンの死はその一例なんですね

  • tamagotree

    ちょっと、テイストが微妙な感じ。すぐに読むのやめた。(図)

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