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Les Contes D'hoffmann: Monteux / Met Opera Tucker R.peters Amara

Offenbach (1819-1880)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88697961902
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

メトロポリタン・オペラ・ライヴCD
オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』全曲(1955)
タッカー、ピータース、モントゥー指揮


1955年11月に新演出上演された『ホフマン物語』は、リチャード・タッカーを主役に迎え、ロバータ・ピータース(オランピア)、ルチーネ・アマーラ(アントニア)、そしてリーゼ・スティーヴンス(ジュリエッタ)を女声三役に据えた、当時のメトの総力を結集した上演でした。リンドルフ、コッペリウス、ダペルトゥットを一手に担当したのは、ミュンシュ/ボストンの『ファウストの劫罰』全曲録音でメフィストフェレスを歌ったシンガー、そして重要なニクラウスは、ワルター/ニューヨーク・フィルの『大地の歌』に起用されたミルドレッド・ミラーが手がけています。フランスの名指揮者ピエール・モントゥーは、1917〜1919年にメトの常任指揮者としてフランス・オペラのレパートリーを手掛けたのち、1953年になって久々に再登場し、やはりフランス・オペラを中心に3シーズンにわたってその円熟の至芸を聴かせました。1980年代にメトが自主制作してスポンサーに限定配布した豪華LPシリーズにも選ばれていたほどの歴史的名演です。(SONY)

【収録情報】
・オッフェンバック:『ホフマン物語』(全曲)

 リチャード・タッカー(ホフマン)
 ロバータ・ピータース(オランピア)
 ルチーネ・アマーラ(アントニア)
 リーゼ・スティーヴンス(ジュリエッタ)
 マーシャル・シンガー(リンドルフ、コッペリウス、ダペルトゥット)
 ミルドレッド・ミラー(ニクラウス)
 メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
 ピエール・モントゥー(指揮)

 録音時期:1955年12月3日
 録音場所:メトロポリタン歌劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)


【メトロポリタン・オペラ・ライヴCD】
メトロポリタン歌劇場が土曜日の午後のマチネ公演をラジオで生放送し始めたのは1931年のこと。それ以来、METライブビューイングやインターネット・ラジオでの中継が行なわれている現在でも、シーズン中に行なわれる毎週土曜日のラジオ中継はアメリカの風物詩として定着しています。
 ソニー・クラシカルとメトロポリタン歌劇場とのプロジェクトでは、1940年代から1970年代にかけての歴史的な上演のライヴ録音が20タイトルがリリースされる予定です。
 当時のレコード会社によるオペラ全曲盤では実現することが出来なかった、メトロポリタン歌劇場が誇るオールスター・キャストを擁したこれらの録音の多くは、昔からオペラ・ファンの間では有名な存在で、LP〜CD時代を通じて海賊盤として流通してきたものも含まれています。しかし今回の発売に当たっては、メトロポリタン歌劇場やその他のアーカイヴに保管されている正規オリジナル・マスターを初めて使用し、丁寧な修復や調整を経てリマスターされ、さらに出演アーティストの承諾を得たうえで、最上の状態で歴史的な名演の感動がよみがえります。復刻およびリマスターを担当するのは、元ソニー・クラシカルのプロデューサーでもあった、グレース・ロウ。
 今回の4タイトルは、メト史上に残るフランス語上演の演目で、第2次大戦前後のメトのステージを彩った名花リーゼ・スティーヴンス出演の3曲に、伝説的なリリー・ポンスのライヴが1曲、そのうち2曲は名指揮者フリッツ・ライナーとピエール・モントゥーがフィーチャーされています。

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聴き終わって、まことに感慨深いというとこ...

投稿日:2011/12/20 (火)

聴き終わって、まことに感慨深いというところです。一言でいうと、「これぞオペラの楽しみ!」ということに尽きましょうか。目の前で歌手が演じる、その生きた「劇」こそがオペラの醍醐味であることを、これほど実感したことはありません。タッカーのホフマンはまさに劇場で映えるタイプ。こうして音だけで聴くと、やや力任せでニュアンスに乏しい印象ですが、何しろあの広いメトの舞台なのだもの、実際にその場にいれば圧倒されたことでしょう。彼が録音に恵まれなかったのは(少なくとも日本では「大根」扱い)、根っからの劇場人であったからに相違なく、ちょっと不幸であったかもしれません。でも劇場で聴き映えのする、こういうタイプの歌手こそがオペラを支えてきたのですよね。メトのヒーローであったタッカーの最良の記録の一つでしょうね。他の歌手もすごいな。オランピアのピータースはまさしく驚異的な絶唱!お客さまも熱狂してます。これも実演で聴かされたら大興奮ものですよ。ジュリエッタの幕もいいな。全体に淫靡な雰囲気で、しかし暴力的な、「悪の華」という感じがなかなかに結構。「輝けダイヤモンド」も実にいいねえ。そして最後はアントニアの幕。物語的にはまるで救いがないですが、ここではそうした劇性よりもやはり歌の魅力にて大いに聴かせます。ルーテル酒場の学生の合唱で全曲は終了し、ホフマンへのミューズの語りかけ(これが絶品なのですが)はないままにおしまい。これは残念だけど、まあよしとしましょう。老モントゥーの指揮はいかにも優美を尊んだもので、しっかりとまとめました。さしたる特徴はないような気もしますが、これでよろしいでしょう。わが愛聴盤であるボニングさんの演奏は、まさにこういう路線の継承者であったかと思った次第でもあります。オペラには、なんかそういう「舞台」経験によって引き継がれる要素があるんだね。その後いくつも「ホフマン物語」のディスクは出ていますけれど、このオペラの「魅力」を発揮させた演奏はそうはありません。名演として名高いクリュイタンスはずいぶんと気まじめだし、最近のディスクに至っては楽譜の校訂ばかり言いたてて何とも味気ないものばかり。それに対して「劇場で皆が一緒に作り上げて楽しむもの」としてのオペラの醍醐味は、ここに余すところなく収められています。だから、多くのディスクの中にこれを入れて演奏の良否を論じても意味がない気がします。そう、これはオペラが劇場における娯楽として活きていた時代の、実に幸せな記録!そんな風にお聴きいただければいいのではないでしょうか。録音は、ちょっと乾いた音で(あのメトだからなあ)、やや硬さもありますが、ノイズはなく、歌手もオケも十分にとらえられており(合唱はちょっと量感不足)、この演奏を楽しむのには問題ありません。聴き惚れてしまって、何も気にならなくなりますよ。総じて、「とてもよかった」と申しておきましょう。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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このオペラはクリュイタンスの有名な演奏し...

投稿日:2011/12/17 (土)

このオペラはクリュイタンスの有名な演奏しか聴いたことがありません。モントゥーの録音を今年になってようやく聴きだし、あまりにも良い演奏が多いので、このオペラを注文してみました。 そして、驚きました!! こんな面白いオペラだったとは〜 本当に驚きました。今まで何を聴いていたのかと思うほどです。 この録音の頃はモントゥーはもう80歳くらいだと思いますが、実に若々しい演奏です。とりわけ、後半の面白さといったら何ものにも代えがたい愉しみを感じますね、最後の方のティンパニのロールの凄さは何でしょうか〜 歌手もなかなかの健闘ですよ、オランピア役のピータースさんも見事ですよ

rudolf2006 さん | 大阪府 | 不明

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