Yellow Magic

"本作は芳野藤丸・大谷和夫を中心に、当時のスタジオミュージシャン仲間で結成されたSHOGUNの前進バンドの幻のアルバムだ。 実質的なSHOGUNのファーストアルバムといってよいほど、ソウルスピリッツ溢れる傑作である。アルバムタイトルとなった<イエロー･マジック>の作詞は奈良橋陽子が担当。時を同じくして登場した YMO(YELLOW MAGIC ORCHESTORA)との繋がりも伺える。

【参加メンバー】
芳野藤丸(Vo.,E.G.)、長岡道夫(Vo.,E.B.)、山木秀夫(Dr.)、大谷和夫(Keys.)、渋井博(Keys.)、中島御(Per.)、Nohelani(Cho.)、Bonnie(Cho.)、Azure(Cho.)、Horn Spectrum、Jake H.Conception、Ohno Strings 等。

【芳野藤丸プロフィール】
'72年、つのだ★ひろ率いるスペース･バンドにギタリストで参加しプロとしてデビュー。'73年には山内テツやジョー山中らとセッションバンドを結成。ロッド･スチュワート&フェイセズと武道館で共演を果たす。同年、藤丸バンドを結成。西城秀樹のツアー･バンドを務める。'75年、藤丸バンドとして、キングよりアルバム『BGM』をリリース。レコーディングメンバーは芳野藤丸（G）、金沢順一（Dr.元エモーション）、渡辺和義（B.元レーシングドライバー）、中島正雄（Key.）の4人。 シングル「哀しみの舗道」リリース。 西城秀樹のツアーでハワイに行った際、カラパナよりギタリストとしてバンドへの誘いを受ける。'78年、大谷和夫、長岡道夫らとともに新バンド、One Line Bandを結成。ビクター/invitationよりアルバム『イエロー・マジック』をリリース。'79年2月 ワン・ライン・バンドは日本テレビ「俺たちは天使だ！」の音楽担当に抜擢され、レコード会社をソニーに移籍しメンバーとして新たにケーシー・ランキンが加入。バンド名をSHOGUNに変更。デビュー・シングル<男達のメロディー>がヒット。その後、松田優作主演のNTV番組「探偵物語」の音楽を担当し、シングル<バッド・シティ／ロンリー・マン>をリリース、大ヒット。80年代はジャパニーズ･シティ･ポップの名盤をソロ･アルバム2枚とソロのサポート・メンバーである松下誠、渡辺直樹らと結成したAB'Sとしてアルバムを4枚残す。'04年にはAB'Sとして20年ぶりのアルバムを発表し話題を呼ぶ。"