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空色勾玉 新装版 徳間文庫

Noriko Ogiwara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198949778
ISBN 10 : 4198949778
Format
Books
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

佐竹美保装画・口絵による新装版!

〈輝〉の大御神の双子の御子と、
〈闇〉の氏族とが激しく争う戦乱の世。
〈輝〉の御子に憧れる十五歳の村娘狭也は、
訪れた〈闇〉の氏族に、
空色の勾玉を手渡される。
それは、鎮めの玉、
狭也が〈闇〉の巫女姫であるしるし‥‥。

自分の運命を受け入れられず、
〈輝の宮〉に身を寄せた狭也を待っていたのは、
深い絶望と、不思議な出会いだった。
宮の奥深くに縛められていた少年稚羽矢は、
すべてのものを滅ぼすという
〈大蛇の剣〉の主だったのだ‥‥。

神々が地上を歩いていた古代の日本を舞台に、
絢爛豪華に織りあげられた、
日本のファンタジーの金字塔!

解説・中沢新一

【著者紹介】
荻原規子 : 1959年東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒。1988年『空色勾玉』でデビュー。小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞した『風神秘抄』、『あまねく神竜住まう国』(ともに徳間書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うめきち

    表紙がすごく綺麗で購入。読みやすい文体がらまたよくて面白かった。ちはやの願いが納得でした。

  • ゆうこ

    確かに読んだはずなのにすっかり忘れていた。照日王と月代王の二人の姉弟と、異形の末弟、稚羽矢。稚羽矢にばかり興味を惹かれて読みがちだけれど、輝の末弟さえ最後は受け入れてしまう大きな度量の闇の王たち一人一人がとても魅力的でいい。狭也の幼さばかりが目に付くけれど、本当に自分の大切なものを見つけた時の成長は、嬉しくもなります。古事記や日本書紀を知らなくても、知るきっかけになると思います。きっと何度も読むだろう本でした。

  • イツキ

    とても面白かった。日本神話をベースとしたファンタジーである程度神や人々の原型がわかることもあって物語に入り込みやすく感じました。永遠の命を持つ輝の御子、死にはするのものの黄泉がえりができる闇の一族、それぞれの強みや苦悩なども感じられながら展開も早くあっという間に読み切ってしまいました。

  • バカリャウ

    作者のデビュー作ということでずっと読んでみたいと思っていた一冊。デビュー作からこの完成度!やっぱり私は作者の描く世界観が好きなんだなぁ。近寄りがたいように感じていた古事記や日本書紀が少しだけ身近に感じられたかも。

  • つぶあん派

    久しぶりに読みました。稚羽矢のことをすっかり忘れていた。読むにつれて色々思い出した。鳥彦の存在が大きい。狭也の気持ち、子どもの時は理解できたのに今読むとまた感じ方が違い、もどかしく思ったが…途中、狹也が”気づく”シーンは今だからこそ響く場面だった。そしてやっぱりラストが何より熱い。二人の成長がよかった…という感想が出て、ああもうこの物語を大人とか親目線で読む歳になったのだな、と衝撃。荻原先生が別本で言ってた話を思い出しましたわ。

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