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脳の闇 新潮新書

Nobuko Nakano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106109836
ISBN 10 : 4106109832
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

ブレない人、正しい人と言われたい、他人に認められたい…集団の中で、人は常に承認欲求と無縁ではいられない。ともすれば無意識の情動に流され、あいまいで不安な状態を嫌う脳の仕組みは、深淵にして実にやっかいなのだ―自身の人生と脳科学の知見を通して、現代社会の病理と私たち人間の脳に備わる深い闇を鮮やかに解き明かす。五年にわたる思索のエッセンスを一冊に凝縮した、衝撃の人間論!

目次 : 第1章 承認欲求と不安/ 第2章 脳は、自由を嫌う/ 第3章 正義中毒/ 第4章 健康という病/ 第5章 ポジティブとネガティブのあいだ/ 第6章 やっかいな「私」/ 第7章 女であるということ/ 第8章 言語と時間について

【著者紹介】
中野信子 : 1975(昭和50)年東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東京大学工学部応用化学科卒。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。現在、東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ehirano1

    サイエンスの内容でありながら、感情的(≒毒舌的)に記載されていることが散見され、もはや著者の心の叫びではないかと思いました。おそらく、著者自身の経験からその闇の正体を知ってしまったが故の恐怖(=容易にハイジャックされてしまう)だとは思いますが、その闇の正体は結構エグかったです。さらに、その闇の正体は当然ながら世の中の闇に直結しているようです。

  • KAZOO

    中野さんによるご専門の脳科学というか心理学的な側面を持った著作です。エッセイというほど軽くはなく専門書とまでは言わないもののかなり程度が高い本であると感じました。ご自分の経験(承認欲求)を最初に書かれているのはかなりドラスティックな気がしました。私にとって三章の「正義中毒」と四章の「健康という病」が最近の動向をかなり取り込んでいるようなので印象に残りました。

  • まちゃ

    脳科学と著者である中野信子さんに興味があって手にした一冊。脳科学の知見について目新しいものは、それ程多くはありませんでした。しかし、著者自身の人生と脳科学の知見を通した「人間の厄介さ」の論考は興味深いものでした。自分自身の厄介さを見直す切っ掛けになればと思います。【章立て】承認欲求と不安/脳は、自由を嫌う/正義中毒/健康という病/ポジティブとネガティブのあいだ/やっかいな「私」/女であるということ/言語と時間について

  • tamami

    月刊誌に長期連載された論考をまとめたもの。「承認欲求と不安」「正義中毒」「ポジティブとネガティブのあいだ」「やっかいな「私」」等々のテーマについて、著者は時には自分が経験した事例を引きながら、時には心理学実験の結果を根拠に、話を進めていく。ただ、本書における著者の説明は必ずしも分かり易いとは言えない、と思っていたら、あとがきに「本書を理解することが困難な人がもしいたとしたら、あなたの知的水準がいまいちなのは私のせいではないので…」と書かれていて、そうですか中野さん、どうぞお好きなように、と思ってしまった。

  • 岡本 正行

     テレビでよく観る、なんやかやでいろいろな意見を述べる賢そうな人、単に評論家、ましてやいま流行のお笑いでテレビではしゃぐタレントでもない。でも賢そう。やはり東大理系出身、この本には、専門的な用語や素人にわからない言葉は少ない。脳、医学の専門家ではないみたい、でもいろいろなことがなるほどと頷ける。医学博士でもある、人間をただ動物として扱うだけでなく、生きた人間として脳を説明、解明しているところが面白い、一読に値する。この人の本を探して読もう・

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