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スティーヴンソンポケットマスターピース08 集英社文庫

Noboru Tsujihara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087610413
ISBN 10 : 4087610411
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

快楽と欲望の権化、それがもうひとりの私。

薬で二重人格化した男の苦悩を描いた怪奇小説『ジーキル博士とハイド氏』ほか、
冒険・心理小説、紀行文と幅広いジャンルで活躍したスティーヴンソン。
その厳選10編を新訳で紹介!
傑出した物語作者は今もなお我々を魅了する
(解説/辻原登)

辻原登=編
編集協力=中和彩子

【収録内容】
ジーキル博士とハイド氏/自殺クラブ/嘘の顛末/ある古謡/死体泥棒/メリー・メン

声の島/ファレサーの浜/寓話(抄) /驢馬との旅

解説 辻原登
作品解題 大久保譲/中和彩子/吉野由起
スティーヴンソン著作目録
スティーヴンソン主要文献案内
スティーヴンソン年譜

著者について
スティーヴンソン,ロバート・ルイス
1850.11.13-1894.12.3。イギリス(スコットランド)の小説家。著名な灯台建築技師一族の一人としてエディンバラに生まれる。大学在学中から文学を志し、フランスやアメリカで過ごした後、少年向け小説『宝島』が評判を呼んで、冒険ロマンスの第一人者と目されるようになった。『ジーキル博士とハイド氏』もベストセラーになり、現在に到るまで大きな影響を及ぼす。晩年は南太平洋に渡り、家族とともにサモアに居を構えて、同地で没した。常に病魔と闘い続け、旅に明け暮れた短い生涯の中で、小説、詩、紀行文、エッセイなど幅広いジャンルの作品を数多く残している。

辻原登(つじはら・のぼる)
1945年和歌山県生まれ。小説家。90年『村の名前』(文藝春秋、のち文春文庫)で芥川賞、99年『翔べ麒麟』(読売新聞社、のち文春文庫、角川文庫)で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』(文藝春秋、のち文春文庫)で谷崎潤一郎賞、10年『許されざる者』(毎日新聞社、のち集英社文庫)で毎日芸術賞を受賞。

中和彩子(なかわ・あやこ)
1969年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。現在、法政大学国際文化学部教授。専門はイギリス小説研究。共著書に『ディケンズ文学における暴力とその変奏――生誕二百年記念』(大阪教育図書)、『モダニズム時代再考』(中央大学出版部)、訳書にウォーナー『フォーチュン氏の楽園』(新人物往来社)。


【著者紹介】
ロバート・ルイス・スティーヴンソン : 1850.11.13‐1894.12.3。イギリス(スコットランド)の小説家。エディンバラに生まれる。大学在学中から文学を志し、フランスやアメリカで過ごした後、少年向け小説『宝島』が評判を呼んで、冒険ロマンスの第一人者と目されるようになった。『ジーキル博士とハイド氏』のベストセラーになり、現在に到るまで大きな影響を及ぼす。晩年は南太平洋に渡り、家族とともにサモアに居を構えて、同地で没した。常に病魔と闘い続け、旅に明け暮れた短い生涯の中で、小説、詩、紀行文、エッセイなど幅広いジャンルの作品を数多く残している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    ほぼ短編ということで、スティーヴンソンの作品にまんべんなく触れることができると思いました。『ジーキル博士とハイド氏』は既読でしたが、他の様々な短編から様々なスティーヴンソンの表情が伺えたような気がします。あまり作品を知らないからこそ楽しめた1冊。代表作である『宝島』が殆ど掲載されていなかったのだけが残念です。

  • やいっち

    解説も含め800頁以上。長いと言えば長いが、中身が充実していて読み急ぐ気はしなかった。収録作品は、「ジーキル博士とハイド氏/自殺クラブ/噓の顚末/ある古謡/死体泥棒/メリー・メン/声の島/ファレサーの浜/寓話(抄)/驢馬との旅」。恥ずかしながら、最後の「驢馬との旅は紀行文なのに、小説だと思い込んで読んでいた。最後まで気が付かない吾輩。なんて独創的な小説なんだ。地名はリアルなのか、架空なのか……どう受け止めていいかわからないままに。

  • じゃがいも

    子供向けと思っていたジギル博士とハイド氏でスティーヴンソンの陰影ある彫りの深い文体を知りました。短編ばかりでイギリスから南洋ものまで本当に楽しく読めました。スコットランドの青い波騒ぐ断崖の島の父娘「メリーメン」、双子の兄弟のロシア文学のような暗く重い明暗「ある古謡」、南フランス山中のユーモラスなノンフィクションもの「驢馬との旅」

  • Hiro

    文庫とは言え800頁の大著は骨が折れた。やっと読んだという感じ。ジキルハイドはともかく、私の気に入ったのはファレサーの浜、死体泥棒、そして驢馬との旅。ただどれも身近な話ではないので入り込むのには慣れが必要、時間を要す。宝島だけではない、多彩な物語世界と、作家の、常識にとらわれない、勇敢で行動力のある人柄を知った。本書を始めに奥深い著者の作品群に親しみたいと思う。このシリーズは翻訳が既存の一般的なものではなく新訳であるのと文献案内が充実しているのが特徴。

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