Outsider

NIGHT DEMONのさらなる進化を目の当たりにする約6年ぶりとなる3作目『OUTSIDER』

疾走するリズム隊、リフを刻み倒すギターに力強いコーラス。NIGHT DEMON(ナイト・デーモン)は10年以上にわたり伝統的なオールドスクール・ヘヴィ・メタルを守り続けているバンドだ。Jarvis Leatherby、Armand John Anthony、Dusty Squiresによる屈強なトリオは、優れたメロディー、激しいライヴ・パフォーマンス、そして粘り強い仕事ぶりで硬派なメタルファンから賞賛を受けている。2020年にリリースされた5枚の7インチシングルが瞬時に完売したことからもファンの熱狂ぶりが伝わってくる(それらの音源をまとめたコンピレーション作品が2022年リリースの『Year Of The Demon』だ)。デビュー作『Curse of the Damned』(2015年)、セカンド・アルバム『Darkness Remains』(2017年)に続いて3枚目となる待望のスタジオ・アルバム『OUTSIDER』は、NIGHT DEMONの視点、それぞれの信仰や人生の道筋をストレートに映し出しながら、疎外感、喪失感、後悔や復讐といった人間の普遍的な感情も紡ぎ出した大胆で野心的な作品だ。

アルバムリリースに先駆けて公開された(2)「Outsider」は、メロディックで心を熱くするコーラスがファンの心に突き刺さるバンドらしさ溢れる楽曲。アルバム中盤の(4)「Beyond the Grave」は、重厚かつドラマティックでバンドの音楽的境界を押し広げた起伏に富む力強い構成。様々な要素が集約され、感情、テンポ、フィーリングが激しく揺れ動く感情のジェットコースターのような(8)「The Wrath」も必聴のトラックだ。他にも、楽曲制作方法を再構築し、プログレッシヴな要素を取り入れたことで、過去の作品を凌駕する磨きがかかった楽曲を多数収めている。しかし、長年のファンは心配する必要はない。『OUTSIDER』は徹頭徹尾NIGHT DEMONのサウンドであることは疑いようのない事実である。

「ほとんどのバンドは、常に最新作がベストだと言うだろう。しかし、それを決めるのはリスナーであって、あくまで主観的なものだと思う。ただ『OUTSIDER』は、最も自分たちの能力を押し広げた作品だ。そのことをとても誇りに思うし芸術的な充実感を感じている」とJarvisは語る。星が輝き、心が燃え上がる夜、目の前には荒涼とした現実が広がっている。自由のために真実を求めよ、そして自分の運命を探し求めよ。(「Outsider」の歌詞より)。

＜NIGHT DEMON＞
Jarvis Leatherby - Vocals / Bass
Dusty Squires - Drums
Armand John Anthony – Guitars

(メーカー・インフォメーションより)