Cumanana Poemas Y Canciones

アフロ・ペルー音楽の金字塔。名盤中の名盤が、80頁ブックレット付き化粧BOX入り スペシャル・エディションで蘇りました。
しかもブックレット中のペルーのアフロ文化の歴 史を記した原文（スペイン語）詳細解説の完全対訳付き！

昨年、各方面で多大な反響をいただいた『ラ・グラン・レウニオン〜ムシカ・クリオーヤの守り手達』シリーズは、 ミュージック・マガジン誌2011年度ベスト・アルバム、ラテン部門で堂々一位を獲得、現在もバックオーダーを頂く ヒット商品になりました。そのアルバムに象徴されるように、今経済発展著しいペルーでは伝統文化の見直しの気 運が高まっています。音楽でもいわゆるヴィンテージ録音の復刻が盛んで、そんな中発売されたのが、この名盤中の 名盤です。

ニコメデス・サンタ・クルースは、ペルーの黒人文化復興運動の中心人物の一人であった詩人でミュージシャン。 同国の黒人音楽の研究者としても著名でした。彼が1960年前後に発表したレコードは、どれもペルー黒人音楽復興 にとって重要なアルバムでしたが、中でも1964年に発売されたこの『クマナナ』は、名盤中の名盤として有名です。

ＣＤ１には、彼の本職とも言えるポエトリーとデシマ（韻を踏んだ十行詩）のリーディングを中心に印象的な演奏 を挟み込んだ“DECIMAS Y POEMAS”。
ＣＤ２には、アフロ・ペルー音楽の代表的歌い手である姉のビクトリア・サンタ・クルースを中心に、ペルーのアフ ロ・ルーツ音楽、マリネーラ、ランドー、フェスティーホ、プレゴーン、ラメントや各種ダンスのための音楽などをたっ ぷりと収録した“CANCIONES（アフロ・ペルーの歌というような意味）”。この２枚のＣＤが、アフロ・ペルーの歴史や 文化を、絵や図解、珍しい写真を多く交えて解説した80ページにも及ぶブックレットと共に、黒光りした化粧箱に収 められているのがこのアルバムです。
アナログ時代に３LPにて発売されていたものの完全復刻（ブックレットは、アナログに封入されていたものと全く 同じ内容の縮小版です）、まさにスペシャル・エディションでの復刻というわけです。

さらに、今回日本盤化をするにあたり、ペルー音楽研究家で、前述の『ラ・グラン・レウニオン〜ムシカ・クリオーヤ の守り手達』の詳細な日本語解説を手がけた水口良樹氏による、ブックレット中のアフロ文化の歴史を記した原文 （スペイン語）詳細解説の完全対訳を付けて配給いたします。
ペルー音楽好きから広くアフロ文化に興味のある方まで広くお薦めしたい、必須アルバムです。（メーカー資料より）