2020年6月にオンラインで公開されたコンサート映画のサウンドトラック盤。欧米では曲が追加されたバージョンが映画館で公開されましたが、このCD/LPには何故か未収録。恐らく近いうちに映像もリリースされるものと思われますが、それまでは暫くこちらの音のみで我慢でしょうか。LPのジャケットは大変美しいです。

確かなものなんて何もない。あるのは、日々のヒリヒリとした焦燥感だけ。Nick Caveは正に今を生きている。

前作「Abattoir Blues」を聴いた時、ニックならではの「ポップソング完成形」と、たいへん面白かったが、コイツはニックの音楽性の域を完全に「出てしまった」、悪くいえば普通のロックアルバム。だから万人ウケはあたり前にするだろうが、この人の過去の作品を掘り下げて聴く上での発端には、ちょっと無理がある。ただこの人は「No More Shall We Part」の時、あんな素晴らしい「Fifteen Feet Of Pure White Snow」という曲をＰＶでまんまとブチ壊してしまうような人なので、今回もキツいジョークであることを願う。いや、多分そうだ。

Tim Sendra, All Music Guide, you have tin ears! Nocturama is a work of wondrous beauty, and if Nick is getting a little sensitive with us, it keeps things interesting. Don’t believe the above reviewer’s rubbish. This record stands firmly among Nick’s finest.

これは良いｱﾙﾊﾞﾑだけど前作のが静かで好き｡これは前半のﾋﾟｱﾉ曲は美しくて中盤ﾍｳﾞｨｰな曲と静かなのを繰り返してあの長いﾍｳﾞｨｰな曲を聴かされる｡正直落ち着けない｡でもﾆｯｸだからこそ言える愚痴で､他のｱｰﾃｨｽﾄなら誉めちぎるかも｡ﾆｯｸｹｲｳﾞってそれくらい偉大な人

私にとっての永遠の MR SOUL