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中原中也 詩集 1月 Nhk100分de名著

Nhk100分de名著制作班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784142230709
ISBN 10 : 4142230700
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ころこ

    よくこの番組に起こることですが、放送とNHKテキストの意図が異なることがあります。今回は、詩というジャンルの問題として起こっているようにみえます。放送では中也の詩ではなく、「詩を読んだ中也の物語」を追っています。苦し紛れにゲストに詩の読解を頼んでいますが、それさえもゲストの背後にある「中也物語」を語るように編集されています。本書は、なるべくテクストとして中也の詩を扱っていますが、詩の批評が作家論になってしまうという問題は、テクスト論になると読者がついてきてくれないからなので、批評家として辛いところです。

  • てん06

    つばの広い丸っこい帽子をかぶった、大きな目の、少年のような面影。詩といえば「汚れっちまった悲しみに」くらいしか印象に残っていない中原中也。NHKのテキストで薄くて手軽、読みやすそうだしと手に取った。お坊ちゃんとしての生い立ち、しかしその詩は気持ちを絞り出すようなものが多くて意外だった。入門編としてこのシリーズはよいかも。

  • 呼戯人

    大岡昇平と成城の街を散歩しながら中原中也の話を聴いたという太田治子が中也詩集の解説をしている。大岡は小林と違って、奇怪な三角関係に悩んだこともないし、中也のことがファブリスのように好きだったのかもしれないと思う。中也の不幸で悩ましい人生を歌った詩を読んでいると、この親密ではあるが倦怠と不幸と孤独に満ちた短い人生が詩そのものであったと実感できる。太田治子の解説はそこのところを上手く描き出している。1月のテレビが楽しみである。

  • かめぴ

    月夜のボタン・・がとても好きで、情景が目に浮かぶ。悲しいけれど、前に進もうとしている気がして励まされる。独りでもがいている中原中也に、自身を重ねて頑張らねば、と思ったりする。好きな詩人だが本を持ってなかったので、いいなと思って購入。良かった。

  • イリエ

    プライベートなことを書いているのに、共感できる。他者の悲しみを共有する詩が書けたんだろうと思います。とくに「月夜の浜辺」は好きな詩でした。中原氏の人生が壮絶でドラマチックで、本人や家族はさぞや大変だったろうなぁ。テキストを書いた太田治子さん、素直な気持ちそのままで、清純な高校生が書いたみたい。お父さんと比べてはいけないのだろうけれど。

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