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2030 未来への分岐点 II テクノロジーは神か悪魔か

Nhkスペシャル取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140818800
ISBN 10 : 4140818808
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「クリスパー・キャス9」の開発によって、飛躍的な進化を遂げたゲノム編集。2030年には、遺伝子の解析コストは限りなくゼロに近づくと予測される。生命操作という“神の領域”に誰もが容易にアクセスし、技術が無制限に拡散される未来が迫っている―。19世紀のダイナマイト、20世紀の核兵器を凌駕する軍事革命をもたらすと言われ、すでに戦場のルールを変えつつあるAI兵器。大国が運用を本格的に開始する2030年、果たして何が起きるのか―。本シリーズでは、私たちが直面する抜き差しならない事態の最前線を徹底取材。そして、2030年を分岐点とし、“その先にある未来”を世界の賢者たちへのインタビューを通じて探る。

目次 : 第1部 ゲノムテクノロジーの光と影(いま何が起きているのか 中国ゲノム編集の蠢動を追う/ インタビュー1 島薗進―倫理を置き去りにして、テクノロジーを進めるべきではない/ インタビュー2 ジョージ・チャーチ―テクノロジーを無条件に拒否するなら、未来はない/ インタビュー3 エルヴェ・シュネイヴェス―ゲノム編集はいまだ不確実であり、私たちはいまだ無知である/ 未来への展望 “神の業”は人類に委ねられた)/ 第2部 AI戦争 果てなき恐怖(いま何が起きているのか AI軍事利用、最前線からの報告/ インタビュー1 ウィル・ローパー―アメリカAI軍事戦略のすべて/ インタビュー2 ニック・ボストロム―AIへの技術的移行はいかになされるべきか/ インタビュー3 中満泉―「新しい戦争」の現実と国連の理念/ 未来への展望 未知なる脅威とどう向き合うか)/ 特別寄稿 スプツニ子!―多様性が私たちの未来をつくる

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yumiha

    知らなかった怖ろしい内容だった。バイオテクノロジーでのゲノム編集なんて一部の科学者のものという思い込みを打ち砕かれた。ここまで安価になってDIY感覚で使えるようになっているとは…。AI戦争においても、すでに自立型致死兵器(人間の判断が介在せずとも敵を見つけ自爆する)が紛争や内戦で使われていたとは…。ミサイルなど高価な軍備と比べればドローンは安い。そこにAIとカメラを搭載すればいいだけ、というお手軽さ。テクノロジーは、使う人によって神にも悪魔にもなるのは、これまでの歴史を振り返れば明らかだが、怖い話だった。

  • たまきら

    二巻はゲノムテクノロジーとAI戦争。どちらの特集にも背筋が寒くなった。ゲノムテクノロジーは倫理が無視され、キットが簡単に購入できるようになるまで時間の問題だと思う。3Dプリンタで作れる銃の設計図がシェアされたように…。AI戦争の現実には震え上がった。日本にはきちんと反対の立場を示したうえで、世界屈指の予防策を築き上げてほしいと切に願う。スプツニ子!さんの言葉に共感。大変読む価値のあるシリーズだった。オンデマンドで見ようかな…。

  • Hiroo Shimoda

    ゲノムとAI、其々の進歩とリスクが語られる。自律型ドローンによるカミカゼアタックは知らなかった。戦場だけでなく後方にいる市民への攻撃に使われてもおかしくはない

  • マイアミ

    ★★★ 第1部ゲノムテクノロジーの光と影では、ゲノム編集に関わる技術と倫理について、第2部AI戦争果てなき恐怖では、自立型AI兵器に関する懸念と規制についてまとめられていた。第1部でゲノム編集によって将来的にブタから人への臓器移植が可能になるとあったが、つい先日、人へブタの心臓移植が行われたとのニュースが報じられ、脅威的なスピードで前進していくゲノム技術に驚愕する。第2部ではナゴルノカラバフでの紛争で使用されたドローン兵器が具体例として紹介されていたが、もはや誰でもそれを使える時代なのだと知った。

  • バカボンパパ

    ゲノムとAIどちらも倫理的考慮が必要。

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