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新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本 幻冬舎新書

Nhkスペシャル取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344987173
ISBN 10 : 4344987179
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。幕府と反幕府勢力の戦いの背後では、世界の覇権を争うイギリスとロシア、そしてフランス、プロイセンなどの列強が、日本への影響力強化を目論み、熾烈な攻防を繰り広げていた。各国の思惑、幕府軍・新政府軍への介入はどんなものだったのか。日本はなぜ独立を守れたのか。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、地球規模で歴史を俯瞰するグローバル・ヒストリーの視点で、黒船来航から戊辰戦争終結までの激動の十六年を描き出す。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    欧米の史料に当たり、日本の幕末・維新期において欧米諸国がどのような考えをもっていたかを明らかにしようとする姿勢は評価できる。しかしそれだけで語ろうとするのは無理があり、日本の側の事情や考えに対しての著者の理解が浅く、本書だけで幕末・維新を語ることはできない。特に徳川慶喜について、彼が実は誰よりも尊皇であったという基本が押さえられていないので、特に戊辰戦争(徳川=朝敵になったという図式がほとんど感じられない)の展開が理解しづらい。内戦が欧米列強の植民地化につながる恐れは慶喜は十分意識していただろうに。

  • きみたけ

    幕末のゴタゴタを海外からの視点で捉えたのは今までになく新鮮で面白かった😆幕末期の日本はなぜ独立を守れたのか。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、地球規模で歴史を俯瞰するグローバル・ヒストリーの視点で、黒船来航から戊辰戦争終結までの激動の16年を描き出した一冊。イギリスのパークスとフランスのロッシュによる武器商人同士の覇権争い、そこに割って入るドイツのブラント(ガトリング砲を同盟軍の長岡藩に提供)などとても興味深い内容でした。

  • Sam

    幕末の歴史を、「日本がいかに欧米列強と関わり合ったか」というナショナルな観点からではなく、「世界の覇権争いのカギを握るのが幕末日本だった」といういわばグローバルヒストリーの観点から描いた一冊(というか、「NHKスペシャル」の書籍化)。幕末の歴史を読むたび「よくも欧米列強から侵略されずに済んだものだ」と思っていたが、米英仏に加えロシアやプロイセンといった列強のグローバルな関係性の中に日本を置いてみると日本が侵略されずに済んだ理由がよく分かった気がする。

  • yamatoshiuruhashi

    幕末の動きは列強の世界分割、覇権争いから離れて語ることはできない。新たな資料でそれがまた詳述されることに大きな意義がある。日露戦争で南樺太を日本の領土としたことは「獲得」したのではなく、「回復」したに過ぎないこともよくわかる。視点をどこにおくかで歴史の見方は大きく変わる。外からの目は必要だが、だからこそ、「国際化」には熟考が必要であると、21世紀の今改めて思う。

  • 森林・米・畑

    幕末史は薩長新政府VS旧幕府の内乱として考えてしまう為、本の内容は目から鱗でした。英、仏など欧米列強が裏で深く関わっており、日本の植民地化や蝦夷地の租借の危機もあった。この時代のお金の流れや武器の流入は凄まじい。世界史の広い視点で捉えると西軍、東軍の勝敗よりも日本国が独立政権を保てた事に安堵を覚える。

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