Books

憲法と日本人 1949-64年 改憲をめぐる「15年」の攻防

Nhkスペシャル取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784023318311
ISBN 10 : 4023318310
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

過去に一度だけあった国民的大議論。「押しつけ憲法」論はどのように否定されたか。再軍備を迫るアメリカと経済界の思惑、自主憲法制定を後押しする官僚たち…宮沢喜一の秘蔵メモや“改憲派議員”独自の改正試案など、新たに発掘された歴史的資料から、知られざる「15年」の足跡をたどる。

目次 : 第1章 日本国憲法の誕生/ 第2章 冷戦の激化、アメリカの圧力/ 第3章 経済界からの改憲圧力/ 第4章 改憲の“源流”を追う/ 第5章 改憲・護憲の熾烈な攻防/ 第6章 否定された「押しつけ憲法論」/ 第7章 改憲“冬”の時代/ 第8章 求められる憲法論議の姿/ 第9章 1964年以降何が問われてきたか

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 1.3manen

    憲法調査会副会長矢部貞治氏のところ。国民は政治よりも経済が大事だと考えるようになっていた。「国民が求めていたのは、今日・明日の暮らしというか、生活面での改善のほうが強かったように思うんです。やっぱり国民にとって一番大事なことは、国が安定して経済が発展していくことでした」(182頁)。翻って、現代の改憲勢力が支配する政治とは。恐ろしいの一言。平和憲法を死守しなくては、国民の人権や自由が剥奪される。

  • 更紗蝦

    NHKスペシャル「憲法改正と日本人〜1949-64年 知られざる攻防〜」の取材記録ですが、放送には盛り込まれていない内容が加えられており、特に宮沢喜一氏と広瀬久忠氏が残した資料が貴重です。憲法といえばしばしば「GHQからの押し付け」という言い方がされ、あたかも「改憲」=「アメリカ追従を止める」的なイメージになっていますが、実際には改憲はアメリカ追従を強化するものであり、改憲議論のそもそものきっかけは「日本を共産主義の防波堤にしたいアメリカ」と「戦争で金儲けしたい日本の経済界」の利害の一致です。

  • どら猫さとっち

    戦後の日本、15年もかけて改憲をめぐり論争が繰り広げられた。そして日本国憲法は70年以上、改正されることはなかった。今、自民党によって改憲が進もうとしているなか、NHKスペシャルではその経緯などを放送、その内容を本書でまとめた。これを読み、安倍晋三をはじめ、自民党議員たちは、過去にこのようなことがあったのを、それでも知らずにいるだろうかと、強烈に思う。改憲はあってはならないと改めて強く思う一冊。

  • のぶ

    最近とみに(メディアとして)腐敗(若しくは権力との癒着)が目立つ某公共放送ですが、中にはしっかりした仕事を残す報道人もいるようで、本書は(彼らが放映した番組と共に)日本にとって(ひいては世界にとって)価値のある業績だと思います。少なくとも私が疑問だった事、本当に我らの憲法は某国家反逆者が宣ったように「押し付けられた、イジマシい憲法」だったのかどうか、かなり明確にNOの答えを出してくれています。正確に言えば(改憲の下心で作られた)憲法調査会が結果的にNOと言った、という歴史を再発掘してくれた本、と言えます。

  • Ohe Hiroyuki

    朝鮮戦争を機に我が国で再軍備の議論がなされ、国会において憲法調査会が設けられ、その報告書が出たところまでの経緯につき、故宮澤喜一元総理の日記や広瀬私案を書いた広瀬久忠氏の所蔵資料など新たなに発掘された資料につき振り返る一冊。▼本書の最後の見出しが「憲法議論の現在地」とあるように、かつての民社協会(今でいう国民民主党)のように「論憲」の立場に立つ書籍であるが、戦後まもなくから東京オリンピックまでの我が国の政治情勢を知るには有用な一冊といえる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items