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健康格差 あなたの寿命は社会が決める 講談社現代新書

Nhkスペシャル取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062884525
ISBN 10 : 4062884526
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

寿命って自己責任ですか?低所得者の死亡率は高所得者より3倍高い。急増する単身高齢者の健康を社会はどう守れるか?なぜ秋田県男性は全国平均に比べて「短命」なのか?健康寿命が東京23区最短レベル・足立区が取り組む画期的プロジェクトとは?老若男女、誰もが当事者になり得る「命と健康」のほんとうの問題。

目次 : 第1章 すべての世代に迫る「健康格差」(現役世代に迫る危機/ 高齢者に迫る危機 ほか)/ 第2章 秋田県男性が短命な「意外な理由」(「不健康な期間」の地域差は最大で3・6年/ 平均寿命の差を生み出す「食習慣」 ほか)/ 第3章 イギリスの国家的対策と足立区の挑戦(脳卒中が激減!賢い「健康格差」解消法/ 塩分はこっそり減らせばわからない ほか)/ 第4章 「健康格差」解消の鍵は?(ハイリスク・アプローチの限界/ ポピュレーション・アプローチの可能性 ほか)/ 第5章 白熱討論!「健康格差」は自己責任か(「健康=自己責任論」の背景/ 自己責任論にみる社会の歪み ほか)/ 第6章 拡大する日本人の「命の格差」

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ねこ

    日本は格差が少ないと言われていたのは随分昔。アメリカや中国ほどではないが日本でも格差が拡大しつつあります。理解はしていましたが、経済格差か健康格差、寿命格差に連動している事実を突きつけられると背筋が凍ります。日曜日、この本をマグドナルドで読んでいたら近くでお母さんと小学校低学年の女の子が食事をしていました。2人ともそれぞれのスマホを見ながら会話も無く山盛りポテトを黙々と食べていた2人はとても太っていました。貧困層の子どもは痩せていると連想していましたが太っているそうです。明確な解決策は無く暗い気持ちです。

  • けんとまん1007

    まさに今、考えているポイントの一つ。格差は多岐に渡るなかで、その根幹をなすものだと思う。所得・地域・雇用形態・家族構成のどれを考えても複雑に関係する。それへの対策をどうとるかの視点が3つ。「ポピュレーション・アプローチ」「ソーシャル・キャピタル」「楽しい仕掛け」。どれも、なるほどと頷ける。昨年、実際に取組んでみたことの視点と重なっていて、背中を押された思いがする。そのベースにあるのがナッジ。それの積み重ねを考えていこう!

  • ゆう。

    この本は、病気になることは自己責任なのか丁寧な取材を通じて読者に問題提起してくれています。低所得者層や貧困層ほど糖尿病をはじめ病気になるリスクは高まり、これは子どもから高齢者までのすべての世代に当てはまる社会問題なのだと思いました。「生活習慣病」というラベルが自己責任ととらえられる一つの要因なのかもしれません。誰もが病気になるリスクを抱えているからこそ、自己責任とせず、社会的に解決しなければならないのだと思いました。良書です。

  • レモン

    健康の格差が非正規雇用や貧困など諸問題とつながっているらしい。なるほど。生活習慣に気を配れずに病気になるのは自己責任、と少なからず私も思っていたが、個人の意志の力のみで気をつけるのは到底無理らしい。社会レベルでのアプローチが必要とのこと。少し安心した。ポピュレーション・アプローチの発想に納得。前職で「検診・健診の啓発に取り組み、受診率を高めます」という文言を目にするたび、ハガキ送ったり呼びかけたりするぐらいじゃ行かないだろうに、と冷めた気分になっていたので。

  • James Hayashi

    健康問題など個人の責任だとばかり思っていたが、そうではないらしい。所得、雇用形態、家族構成、地域により健康格差が起こっているという。風が吹けば桶屋が儲かるでないが、諸要因が我々の健康を害していく。富める者と貧しき者の食い物や生活習慣など薄々知ってはいたが、現実を突きつけられると有無も言えぬ。日本は改革を迫られている。ただ指をくわえているだけでは超高齢社会(65歳以上が21%以上)を生きていけない。政府がきっちりプラン立て政策として実行していくべき。

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