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ビルマ 絶望の戦場

Nhkスペシャル取材班

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000245524
ISBN 10 : 400024552X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

およそ三万の死者を出したインパール作戦。しかしその後の「撤退戦」で実に一〇万を超える命が奪われたことはあまり知られていない。勝算のない戦いに駆り出される兵士、逃亡する上層部―。絶望の戦場の実態を、兵士たちの証言や英軍による将校への尋問調書などから明らかにする。大反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化。

目次 : 序章 ビルマ戦 知られざる最後の一年/ 第1章 「インパール」後のさらなる地獄/ 第2章 大東亜共栄圏 同床異夢の大義/ 第3章 繰り返される無謀な戦い イラワジ会戦/ 第4章 軍上層部の“道徳的勇気の欠如”/ 第5章 日本かイギリスか アウンサンの葛藤/ 第6章 危機迫るラングーン 司令部撤退の衝撃/ 第7章 忘れられた戦場 最後の一カ月 シッタン作戦/ 第8章 戦争の惨禍 伝え残した記録/ 終章 日本の戦争 過ぎ去らない過去

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nnpusnsn1945

    インパール作戦後のビルマ退却戦について、ビルマの民間人、国軍所属者、英軍、日本軍将兵、参謀、商社マンなど、多様な視点からまとめてある。ビルマ戦線といえばインパール作戦が有名だが、実は撤退戦の方が戦死者がより多いのだという。民間人と日本兵の交流や加害、日本軍上層部の稚拙な作戦指導、ビルマ国軍の反乱、悲惨な撤退行軍の様相・・・。語り尽くせないほどの壮絶な実態が浮かび上がってくる。

  • yoneyama

    Nスペ取材班の取材記。9万のうち3万人が死んだ地獄のインパールのあと、ビルマ撤退戦で13万人が死んでいた。執念の調査報道だ。インパールどころじゃない。なぜこんなことが放置され、厚生労働省の資料さえ詳しく示されなかったのか。我々の戦後の平和は、忘却の上に築かれていたのだと思う。だれもそんな話をしたがらなかった。浮かばれない死者たち。多くの超高齢生き残りたちへの最後のインタビュー。NHKの敗戦記念日番組の継承者たちの努力を知る。

  • どら猫さとっち

    あのインパール作戦から、戦争の悲劇はまだ続いていた。ビルマ(ミャンマー)と日本との熾烈な戦争。参戦した日本軍の悲しみ、現地にいた戦争を知る人たちの苦しみ。丹念な取材を重ねた、NHKスペシャルで放映された番組を書籍化。終盤にある川に浮かび流れるホテイアオイの情景が、今も目に浮かぶ。いったい、どれほどの人が、この戦争の悲劇を知っているのだろう。

  • おやぶたんぐ

    「戦慄の記録 インパール」(ttps://bookmeter.com/reviews/115578779)の続編というべきNHK取材班による執念を感じさせる一冊。インパール、レイテを経て、もはやまともな戦術すらない断末魔ともいうべき戦闘がなお続く。それは「「最悪の場合」ではなく「当然の帰結」」(防衛庁防衛研修所戦史室)であったにもかかわらず、なぜ現実となったのか。本書は問いかける。

  • ビーグル犬大吉

    イラワジ会戦やシッタン作戦の敗北からわかるように、上の立場にある人間が肝心な時に逃亡したり、末端の少年兵や一般市民のような弱者を犠牲にした絶望の戦場だった。「報道番組が作るNスペには役割がある。それは、戦争の時代が今と連続性があるかどうか確認することだ」という言葉を読んで改めて納得した。また、今も続くミャンマーの内戦やアウンサンがビルマ建国の父であることも深く学べた。スリム将軍が指摘した、日本軍の指導者の根本的な欠陥は道徳的勇気の欠如というのは日本軍の敗戦の核心を付いていて、現代日本社会でも通じる。

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