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ガダルカナル 悲劇の指揮官

Nhkスペシャル取材班

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140818244
ISBN 10 : 4140818247
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

彼らはなぜ、全滅に追い込まれたのか。米海兵隊の戦闘記録、日本軍将校の日記。新史料から初めて明らかになる戦場の全貌、組織の病理。

目次 : 第1章 発見された戦闘記録/ 第2章 陸海軍協同作戦/ 第3章 暗闇の死闘/ 第4章 陸軍精鋭部隊投入/ 第5章 一木支隊全滅/ 第6章 川口支隊の戦略/ 第7章 辻政信と山本五十六/ 第8章 終わらない陸海軍の対立/ 第9章 地獄の島

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 金吾

    ○戦術的に駄目で一方的な戦闘というイメージがありますが、アメリカ側の資料によりそうでない時期もあったということ、及び川口少将や一木大佐の処置の理由・妥当性が印象に残りました。また海軍の身勝手さや高級士官や大本営参謀の無責任さ、セクショナリズムの罪を再確認しました。

  • MJ

    アメリカ側の資料を掘り起こし、歴史を再検証した良本。新たな発見はガダルカナル戦は一方的な負け戦ではなかったということ、変わらぬ事実は軍部の上層部のセクショナリズムと保身体質だ。興奮の前半、溜息しか出ない後半。

  • detu

    図書館新刊棚より。見つけた瞬間取っていた。無謀な死闘を繰り広げた戦いと聞いていたがこの取材によると当初勝ち目が無かった訳でも無いようだ。何故凄惨な戦場となったのか。戦争指導部大本営。その内情は陸軍海軍の反目する伏魔殿そのもの。互いの面子ばかりで一貫しない作戦。責任の擦り合い。読んでいると最早、喜劇ですらある。こんな指導者たちに最前線は翻弄され命を差し出すのだ。ガダルカナル、その後インパール。敵弾に撃たれるならまだしも、飢餓と疫病の地獄。戦後上級士官たちは生き残り一切口をつぐむか新たな権力に貪りつく者。

  • パンダ女

    ガダルカナル島に上陸した3万1400名の兵士のうち6000名が戦死、1万5000名が病気や飢餓により亡くなった。敗戦の端緒となったガダルカナル島の戦い。戦場の兵士たちのメモには歓喜や絶望が記されていた。最前線で戦った兵士たちは大本営によって英雄にされたり世間に悪者にされたり、プロパガンダに使われた。情報伝達さえうまくいっておらず戦意高揚のために嘘の情報も流された。海軍と陸軍の軋轢というしょーもない理由で作戦はうまくいかず多くの命が奪われた。囮として死んでゆく者も。人の命が嘘みたいに軽んじられていた。

  • maimai

    日米の分水嶺と言われたガダルカナル島の戦い。指揮官の油断が原因となり日本空軍が大きな打撃を受けたと言われていますが、慢心や傲りは戦う上で大敵なのではないかと考えました。日本軍は戦う人は優秀と言われていますが、満員電車に乗り残業をいとわないサラリーマンの姿はこの時代から重なっているのかも。ガダルカナル島は二次世界大戦で米国と日本の気質の違いを表していると言われていますが、人を大切にする米国、権力や権威を大切にする日本の縮図を表しているのではないでしょうか。これからの企業体系も変化していくのかな〜

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