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世界文学全集 2-08

Natsuki Ikezawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309709604
ISBN 10 : 4309709605
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不毛の大地パタゴニアに漂着した人々の見果てぬ夢を綴ったイギリス紀行文学の傑作と、ラテンアメリカ文学の巨匠が革命下のメキシコを舞台に描く愛と憎しみの物語。虚構と現実が混淆する2つの長篇を収録。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第64回)

【著者紹介】
ブルース・チャトウィン : 1940年イングランド中部に生まれる。幼年時代は親戚の家を母子で転々とする。18歳のときにロンドンへ上京し、オークション会社サザビーズで美術品鑑定に携わる。66年同社を退職後考古学を学び、遊牧民に関するエッセイを執筆。『サンデイ・タイムズ』などでも仕事をする。74年のパタゴニア行きを経て、77年『パタゴニア』を発表し、20世紀を代表する紀行文学として各紙誌で絶讃される。その後、『ウィダの総督』『ソングライン』『ウッツ男爵』など、ユニークな作品を次々に発表し、高い評価を得る。89年病没

カルロス・フエンテス : 1928年パナマ・シティに生まれる。外交官である父とともに南北アメリカ大陸各地に暮らし、幼い頃から古今東西の文学に親しむ。大学中退後、メキシコ外務省で働きながら、58年に最初の長篇『大気澄みわたる地』を発表、好評を得て各国語に翻訳される。その後『アルテミオ・クルスの死』『聖域』『われらが大地』など長篇のほか、文学評論やメキシコ論も手がける。85年に『老いぼれグリンゴ』を発表したのち、87年セルバンテス賞受賞。近年は評論『埋められた鏡』をはじめとする諸作で、メキシコ史の再構築を行っている

芹沢真理子 : 1953年大阪生まれ。神戸大学建築学科卒業

安藤哲行 : 1948年岐阜県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了。現在、摂南大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    『パタゴニア』のみ。たしかに紀行ではあるのだが、趣きは随分独特である。巻頭には地図も付されていて、パタゴニアを北から南の最果てまで辿って行くのだが、それが線を構成していかずに、点と点のままなのである。しかも、これまた確かにパタゴニアの地を語ってはいるのだが、その主体が地にはなく、あくまでもチャトウィンの側にある。自由奔放に語るものだからパタゴニアの全体像を捉えがたいのである。ある時はウェールズからの入植者集団の来歴、またある時はダーウィンに想いを馳せたかと思うと、ブッチとサンダンスであったり。とかく翻弄⇒

  • starbro

    世界文学全集完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11684481?sort=book_count&order=desc 第二十弾U-08です。漸く2/3まで来ました。世界を移動して来た作家のカップリング、オススメは、『 老いぼれグリンゴ』です。 続いてU-09へ。 https://www.kawade.co.jp/np/special/3677774465/

  • 鱒子

    図書館本 チャトウィンの「パタゴニア」のみ読了。小ネタ集のような不思議な紀行文です。以下、編者の池澤夏樹さんの文章を抜粋「訪れた土地をきっかけとして展開されるエピソードの数々がおもしろい。〜おそろしく派手なゴシップの数々。いわばこの作品はそれらのエピソードを真珠とし、彼自身の旅を糸として作った首飾りである」なんと端的で美しい表現!さすが。

  • James Hayashi

    自分が訪れたパタゴニアをもう一度思い出させてくれるかと思ったが、全く異なるもの。南極からの風吹きすさぶ、荒涼とした大地と自然をメインとした紀行文でなく、ローカルに住する人々との交流などを描いたもの。老いぼれグリンゴは初めて読む中南米文学。感想は特になし。

  • 三柴ゆよし

    「老いぼれグリンゴ」読了。死地を求めて、米墨の国境を越えた老作家アンブローズ・ビアスとメキシコ人の将軍、アメリカ人の女性家庭教師の三人を主な登場人物とした小説。宙に舞った銅貨をコルト44で撃ちぬいたり、政府軍の待ち伏せに単身突撃、獅子奮迅の大活躍をしたり、現地人でも火を吹く激辛トルティーヤを顔色ひとつ変えずに食べたりする70歳でぜんそく持ちのグリンゴ無双シーンは、これなんてエンタメ?って感じでスラスラ読めたのだが、フエンテスの錯綜する叙述形式と晦渋な文章はさすがに手ごわく、一筋縄ではいかない小説だった。

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