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ぜんぶ本の話 毎日文庫

Natsuki Ikezawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620210766
ISBN 10 : 4620210765
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「本は人間と同じように生きものなんだから。人とつきあうように本とつきあうことができる」はじめて読んだ本をおぼえていますか?ページをめくればあふれだす、しあわせな時間と家族の思い出。稀代の読書家父娘が語りつくす児童文学、SF、ミステリーのたのしみと本とのつきあいかた。そしてあかされる家族三代の物語。「読むよろこび」に満ちた極上の読書ガイド!

目次 : 1 読書のめざめ―児童文学1/ 2 外国に夢中!―児童文学2/ 3 大人になること―少年小説/ 4 すべてSFになった―SF1/ 5 翻訳書のたのしみ―SF2/ 6 謎解きはいかが?―ミステリー/ 7 読書家三代―父たちの本/ エッセイ 父の三冊

【著者紹介】
池沢夏樹 : 1945年生まれ。作家、詩人。小説、詩やエッセイのほか、翻訳、紀行文、書評など、多彩で旺盛な執筆活動を続けている

池澤春菜 : 幼少期より年間300冊以上の読書を続ける読書中毒。とりわけSFとファンタジーに造詣が深い。お茶やガンプラ、きのこ等々、幅広い守備範囲を生かして多彩な活動を展開中。2020年から2022年まで日本SF作家クラブ会長をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • げんちゃん

    最近私が1番気になっている池澤春菜さんと父である池澤夏樹さんの親子の対談形式で本についての話が語られている1冊。今までに読んできた本からしてかなりの読書家である親子の読んだ本はどのようなものがあるのかと思ったが私がまだ今まで読んでない本が9割以上を占めていたのと海外の小説が多かった。それに作品1つ1つに対しての内容を覚えていて話せるのもすごいなと感じたし、親子で共通の趣味を持っていてそれで対等に本について語れるのは羨ましくもあり、私ももっと本を読んでいきたいなと思えた1冊でした。

  • piro

    池澤夏樹・春菜父娘が一冊ほぼ丸ごと好きな本について語り合う対談。内容以前に、まず父娘の仲の良さが溢れていて微笑ましい。語られる本の対象ジャンルは児童文学、SF、ミステリーなど。お二人の読書量と記憶量に驚きます。読みたい本が増えること間違いなし。私が読んだことある作品はほんのわずかだったので、一層興味が湧きました。紹介されていた本は機会があればボチボチ読んでみようと思います。夏樹さんの父上である作家福永武彦さんに関する話も興味深い。

  • penguin-blue

    作家の池澤夏樹さんとお嬢さんの春菜さんの読書に関する対談集。「どう子供に本を読ませたか」的な親目線の一方的な教育ものではなく父が先輩としてスタートは手を貸したものの、ちゃんと娘の本の好みや意見を尊重し、対等に扱ってきたからこそ娘に『最高の本読み仲間』と言われる幸福な関係を築くことができたのだと思う。父と本について語り合うなど考えられない我が家から考えると羨ましい限り。懐かしい本、読みたい本がたくさん出てくるし、作家の父が娘に自分の本について尋ねるのも興味深い(読んでいるこちらも何となくドキドキする―笑)。

  • ぐっちー

    タイトル通り、ぜーんぶ本にまつわる話。池澤春菜の読書量は圧倒的で、作家としての力量も、さすが池澤夏樹の娘!と感心してました。「血」のなせる技だと思っていたのですね。それは「環境」の所為であり、その環境を作ったという意味では、やっぱり血のおかげとも言える。兎にも角にも、父娘の微笑ましい対談である以上に、ブックガイドとしても(児童書、SF、ミステリ)良かった。読みたい本がまた増えました。池澤夏樹の父が福永武彦って、知らなかったし、モスラの人ってだけじゃなかったね。すみません、読みます。

  • Cinita

    「出版区」の池澤春菜回が面白かったので。池澤夏樹・春菜父娘が、好きだった本やジャンルの考察や家族について等、様々なトピックで語りあう対談集。熱意たっぷりな春菜さんのマシンガントークを優しく静かに受け止める夏樹さんの会話のテンポが心地よくてスルスル読めた。本の紹介がどれもそそられてしまうし、いろんなエピソードを通じて、読むこと・書くことを通じて繋がる親子三代の姿が見えてくるのもイイんだ。しかし、何千何万の蔵書から好きに本が選べて、家族で深く本について語り合える池澤家の読書環境がつくづく羨ましいぜ。

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