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うつくしい列島 地理学的名所紀行

Natsuki Ikezawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309024257
ISBN 10 : 4309024254
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan

Content Description

北海道から東北、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄―、列島の各所を自ら歩き、「日本」そのものを科学的に思索した名エッセイ36編を収録。

目次 : 第1部 うつくしい列島(富士―スターとの正しい付き合いかた/ 知床半島―知床という名の奇跡/ 小笠原諸島―クジラである自分/ さくら列島―落花の雪に踏み迷う…/ 琵琶湖―葦の茂る岸辺で ほか)/ 第2部 南鳥島特別航路(五島列島のミニ火山群/ 内間木洞の暗黒体験/ 白峰、炉端で聞く豪雪の話/ 八重干瀬、気宇壮大な潮干狩り/ 立山砂防 百年の計 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    池澤さんの日本の様々な自然や生物を中心とした探訪記をまとめたものです。宮本常一さんは民俗学で人間が中心ですが池澤さんはやはり理科系らしく自然の中での植物・動物のを様々な様子を活写されていて楽しくなります。もう少し様々な場所を歩いていただいて続編を出していただきたい気がします。五木寛之さんの日本の100のお寺のシリーズのようなものを期待したいと思っています。

  • jam

    この随筆を読むと、地球という星の日本という地に棲む奇跡に思いを馳せる。著者の作品ではいずれも地理学を思考の土台に据えた美しい風景が展開する。それが、多くの言葉を連ねるよりはるかに深い感傷をもたらす。著書では、日本という国の歴史と文化が、この極東の地に独自に育くまれたことを、文献や事象から具体的に解説し実に興味深い。さくら列島という章では、平安時代、桜の生態から愛でる心までをしたため、古今和歌集の歌を引く。「深草の野辺の桜し心あらば ことしばかりは墨染めに咲け」ここでいう桜は山桜だという。

  • ぶんこ

    紀行文のつもりで読むと驚かされます。著者本人が行ってない所も出てきます。宇宙の話から日本の大きさの話、小笠原が本土から900キロも離れている海洋島、海から最も離れている市が長野県佐久市。最も驚いたのが海の安全航行としては太平洋の方が日本海より危険だという事。もう紀行文の枠を超えた論文のようでした。私にはかなり面白かっただけに、写真がモノクロの小さい写真だったのが物足りなかったです。

  • クリママ

    第一部はナショナルジオグラフィック日本版に掲載されたもの、第二部は単行本「南鳥島特別航路」より。ポピュラーな場所では、富士山、尾瀬などがあるが、とても行けそうもない島々も多く、36か所が取り上げられている。印象的だったのは、かつて海の幸豊かな水俣湾、豪雪の白峰、外国であるサハリン、そして、貨物船での南鳥島への航路。地理学的と言うより、博学的と言った方が合いそうだ。自然の恵みを感謝して得、ある時はみんな貧しく、ある時はみんな豊かに、生存条件の厳しさが真の幸福を呼ぶ。そんなメッセージも感じられた。

  • マリリン

    視点も文体も、旅のスタイルも好き。特に印象に残ったのは「サハリン北緯47度の白樺林」「伊豆鳥島」「南鳥島特別航路」、南鳥島は天気予報で耳にしたが詳細は知らなかった。「乗鞍岳に降る宇宙線」は、同著者の「スティル・ライフ」を思い出し交わしたコメントを改めて読み胸が熱くなる。「白神のブナと秋田の杉」で触れていた森林と海との関係は林業家の方の紹介で読んだ「森から来た魚」でも触れていたので興味深く読んだ。下北半島の雪の中のカモシカの話は姿が心に刻まれる。仙台〜南三陸〜大船渡...その先に惹かれる。岩泉の龍泉洞も。

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