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狐花 葉不見冥府路行 角川ホラー文庫

Natsuhiko Kyogoku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041152065
ISBN 10 : 4041152062
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

舞台は江戸。巷に噂される幽霊話。噂は真実なのか、一体何が起こったのか――。武蔵晴明神社の神主であり陰陽師の中禅寺洲齋が謎を解き、憑き物を落とす。京極夏彦×角川ホラー文庫30周年記念書き下ろし!

【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 優希

    文庫で再読です。切ないけれど面白かったです。この世にいるはずのない男というガジェットに惹かれました。幽霊と過去の因縁とは何か。絡まり合う謎が中禅寺の憑物落としへと導きます。明かされたのは悲しい真実なのが辛かったです。歌舞伎の物語として描かれた作品だそうで、舞台が見たかったですね。

  • えみ

    自分の息遣いや鼓動だけが耳朶を這う。静かな部屋にただ“いる”、というそんな時に感じるあの感覚。そう、あの感覚としか表現のしようがない妖艶な怪談系ミステリ。百鬼夜行シリーズ京極堂の曾祖父・中禅寺洲齋。彼が江戸に現れた哀しき運命に翻弄された“幽霊”と対峙する。憑き物落としの遣り切れない真実が胸を震わし、目撃したのは人々の心に巣食う悪の果て。恐ろしさの中に隠された哀れは簡単に脳裡から離れてくれそうにない。少なくとも理解の中で霧散した「憑き物」に心寄せた時、これで「救い」は成就した…と思わずにはいられなかった。

  • こばまり

    歌舞伎のための書き下ろし脚本の小説化とのこと。氏の作品としてはあまり例のない短さだが、濃密さは満足のいくもの。観たかった、京極歌舞伎。赤と黒のさぞや幻想的な舞台であったろう。読みながらいつになく場面場面をじっくり極彩色で想像している自分がいた。

  • ヘビメタおやじ

    京極堂の曾祖父が主人公というだけで、読まずにいられないという感じです。親の過去の秘密と、娘たちに起きる現在の幽霊事件、繋がりがあるのかないのか、全貌を見せずに物語は進みます。幽霊とされる萩之介の暗躍と共に、過去の秘密が明らかになります。その残虐さたるや、現代イヤミスどころではありません。そして、京極堂らしく、全てを明らかにしても救われる者はおらず、憑き物だけが落とされます。ちょっと今回は救われなさすぎの気もしましたが、舞台は江戸なのでこの惨劇も違和感がありません。萩之介の衣装が目に残ります。

  • イシカミハサミ

    百鬼夜行シリーズの中禅寺秋彦の曽祖父が 憑き物落としを務める作品。 最近の京極作品は 男尊女卑や科学を相手取ることが多かったけれど、 今回は久しぶりに純粋に人の業と相対する。 なぜこれがホラー文庫から出ているのかはわからないけれど、 京極作品としては驚異の薄さで初心者でも読みやすい作品と思う。

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