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妖怪大談義 対談集

Natsuhiko Kyogoku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043620050
ISBN 10 : 4043620055
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan

Content Description

水木しげるとは妖怪を通じて結ばれた師弟の絆を深め、大塚英志とは民俗学の巨人にして現代妖怪の産みの親・柳田國男の功罪について語り合い、宮部みゆきとは妖怪を通して日本文化の来し方を振り返り、唐沢なをきとは「妖怪図鑑」の楽しみ方をディープかつ無責任に提示。怪しいことのあれこれを色んな視点で語りたおした、間口は広く、敷居は低く、奥が深い、妖怪の世界に対する溢れんばかりの思いが込められた、充実の一冊。

目次 : 水木しげる―妖怪が深める師弟の絆/ 養老孟司―脳化社会の妖怪たち/ 中沢新一―ダンディな悪なる自然/ 夢枕獏―闘う陰陽師作家、嗤う妖怪作家/ アダム・カバット―江戸の妖怪キャラクター/ 宮部みゆき―妖怪と心の闇をのぞく/ 山田野理夫―妖怪と怪談の真髄/ 大塚英志―民俗学は偽史だったのか?/ 手塚眞―妖怪を生み出す手法/ 高田衛―偉大なる我らのエンタテインメント/ 保阪正康―「妖怪」がわかれば「昭和」もわかる/ 唐沢なをき―妖怪図鑑は、愛と勝負感できまる!/ 小松和彦―妖怪学の現在/ 西山克―妖怪学とは何か?/ 水木しげる・荒俣宏―睡眠力こそすべての源/ 文庫版特別収録・尾上菊之助―脈々たる「和」と「怪」の系譜

【著者紹介】
京極夏彦 : 小説家、意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    京極氏と各界の著名人との対談集。その相手は実に多彩。彼の師、水木しげる氏や荒俣宏氏は無論のこと、養老孟司氏、夢枕獏氏、宮部みゆき氏、唐沢なをき氏、更には尾上菊之助氏までに至る。そして驚くべきはそのような方々と京極氏が対等に同じ土俵の上で話が出来ていることだ。様々なジャンルの第一線で活躍する人との対談で共通する話題を持ち、それら全てを妖怪に繋げて、いつの間にか妖怪のことを対談相手のみならず、読者にも知らしめる京極氏の弁舌の巧みさと知識の深さ・豊富さを思い知らされた。やはりこの作家、余人を以て代え難しである。

  • みゆ

    京極さんと怪異を愛する様々なジャンルの15人との対談集。毎日少しずつ読み進めました。妖怪界の大御所・水木しげるを筆頭に、民俗学、歴史学など学者陣との対談は高度過ぎて( ゚д゚)ポカーン 宮部みゆきなど作家陣との対談は、お相手の作品から上手く妖怪に話を誘導、中禅寺が関口君に説いてるみたい♪ 異彩を放っていたのは唐沢なをきとの妖怪図鑑談議。昭和レトロなB級図鑑をネタに盛り上がる二人はめちゃお茶目。榎木津テンションの原点はココだったのか!と思いました(o^^o)

  • 優希

    怪しいことや妖怪についての薀蓄を、様々な視点で語り尽くしています。対談集ですが、対談相手がかなりの妖怪マニアなのが凄いです。優しいようで奥の深い妖怪話に興味津々でした。ここまで妖怪に対する想いが詰まっている本は充実の一言に尽きます。

  • gonta19

    2008/6/28 Amazonにて購入。 2015/4/22〜5/1 京極さんの妖怪愛あふれる対談集。 水木しげる、養老孟司、中沢新一、夢枕獏、アダム・カバット、宮部みゆき、山田野理夫、大塚英志、手塚眞、高田衛、保阪正康、唐沢なをき、小松和彦、西山克、尾上菊之助との対談と水木・荒俣氏の対談がおまけ。 夢枕獏氏と大塚英志氏との対談が特に面白かった。

  • 佐島楓

    とても読み応えがあった。どの方ともマニアックかつアカデミックなお話をなさっていて、しかもあまり難しい言い回しもなく、さすが京極さんと思った。陰陽師系統の話題が特に興味深かった。柳田翁があまりいい性格じゃなかったというのも意外。やはり明治の世になって、科学的な技術や教育の流入で記憶から葬り去られたものがいかに多かったか。でも、継承者はここにこんなにたくさんいらっしゃるのだから、妖怪の未来は明るい。

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