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とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

Natsu Miyashita

User Review :1.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594079833
ISBN 10 : 4594079830
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan

Content Description

書き下ろし短編も!
本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』の著者がおくる食エッセイ

「毎月一回食べもののことを書く。食べることと書くことが、拠りどころだった気がする。」(「まえがき」より)

月刊誌『ESSE』の人気連載が、待望の書籍化!
北海道のトムラウシに1年間移住したり、本屋大賞を受賞したり……。さまざまな変化があった6年半の月日を、「食」をとおして温かく描き出す。
ふっと笑えて、ちょっと泣けて、最後にはおなかが空く。やさしく背中を押してくれるエッセイ79編に、書き下ろし短編1編を収録。全編イラストつき

【内容紹介】
◆一章 つくること、食べること
「豆を煮る」、「泰然自若シチュウ」、「100%オレンジゼリー」、「お正月のカレー」、「ローガンと出汁」、「キノコ嫌い」、「楽譜とレシピ」、「塩鮭の注文」、「大雪のパンケーキ」ほか

◆二章 なんでもない日のごはんとおやつ
「最強ハンバーグ」、「スイカの種」、「おいしい朝ごはん」、「ミルクティーとスリッパ」、「山の中のお正月」、「ゆかりたん」、「餃子とアジフライ」、「お金持ちのサラダ」ほか

◆三章 思い出の食べもの
「君の名前」、「水ようかん」、「まぼろしのオムライス」、「おついたち」、「鹿まんじゅう」、「読書会のメニュウ」、「スープを煮込む」、「四月のかき氷」、「黄金色のジャム」ほか

◆短編 ウミガメのスープ
イラストの公募展で大賞を受賞した私。うれしいはずなのに、がんばらなきゃならないのに、心細くて怖いのはなぜ? お祝いすら心の重荷になるのはどうして?
「お姉ちゃん、一緒にお菓子を焼こうよ――」
ある日、家にやってきた妹と話すうち、私にとっての「描く」ことを取り戻していく。

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『チョコレート』という作品は、腑に落ちな...

投稿日:2021/04/25 (日)

『チョコレート』という作品は、腑に落ちない。 『20年前のバレンタインにあげたチョコレートがきれいな包み紙のまま残っていた』と記されているが、近その部屋のエアコンが常に稼働している訳もないのでしょうから『きれいに残っていた』には、無理があると感じる。

らいね さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 風眠

    特別なものじゃなくてもいい。とびきり美味しくなくてもいい。「あぁ、やっぱりこの味」って心から思えること。それが食べ物に関するいちばん大切なことだなって、私は思う。そして「あぁ、やっぱりこの味」という安心を感じられることは、幸せなことなのだ。日々の暮らしの中で料理をする。普通の料理。手抜きもするけど、たまには凝ってみたり。時に、ただただ無心に刻んだりこねたり。そしたら、いつの間にか心の中がとんとんと整理されていたり。食に対する宮下さんの姿勢は、普通であるけれども、その普通のかけがえなさを思い出させてくれる。

  • ウッディ

    どんなに美味しい食事であっても、一人で食べた物は、驚くほど憶えていない。家族とともに食べたお節料理、友達と食べた部活の後のラーメン、子供に作った失敗料理など、食の記憶は誰かの記憶とともに心の中に残っている。この本は、宮下奈都さんの食に関するエッセイだが、幼い頃の家族とのエッセイであり、優しい旦那様や成長する子供達とのエッセイでした。ちびくろサンボの虎のバターで作ったホットケーキが一番食べたかった、自分の子供の頃を思い出して、切なくなりました。そんな、懐かしさと温かさとに溢れた食べ物の話、面白かったです。

  • fwhd8325

    宮下さんの食事にまつわるエッセイ。エッセイですが、その中にドラマを感じさせてくれます。こんなに感性が高いから、素敵な小説を作り出してくれるのでしょう。

  • 和夜

    食事を主題にしたエッセイ集。色々な料理がエピソードと共に載っており、普段料理をしないが作りたくなってきてしまった。特に「いちばん好きな料理」に出てきたひじきのマリネはその編を読み終わってすぐにレシピを検索してしまった程。思い返せば自分はあまり料理に関しての思い出がパッと出てこない。これからはちょっと意識して食べてみようかな。ところで、「虎のバター」で某学園コロシアイゲームを思い出した人は私と握手です笑。

  • Makoto Yamamoto

    食べ物に関するテーマで書かれたエッセイ集。 著者が住んでいるところが福井なので、出身者として福井関連の食べ物には興味がある。 今回の話題は「水ようかん」だったが、思わず笑ってしまった。 いまでも福井に冬戻るたびに「水ようかん」を携えて帰ってくる。 子供の話あり、昔の話ありで思わず微笑んでしまう話が多く。 楽しく読み終えた。 最後にある「ウミガメのスープ」は小作品だが、いい話だった。 食べものエッセイ。くいしんぼうにはたまらない〜夜読んで

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