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羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史

Naoko Utsunomiya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087808346
ISBN 10 : 4087808343
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

Content Description

日本男子フィギュアの隆盛は一日にして成らず──。

羽生結弦、宇野昌磨が世界のトップを争い、空前の人気を誇る男子フィギュアスケート。日本国内のみならず、海外でもファンがアリーナを埋め尽くし、ゴールデンタイムにテレビ放映され、その注目度は、羽生結弦の連覇がかかった平昌五輪で最高潮に。

しかし、かつて日本の「男子フィギュア」は地味なマイナースポーツで、試合会場は閑古鳥が鳴き、テレビも「女子」の添えもの扱い、取材するメディアもほとんどいなかった。

人気も関心もゼロに近い状態から、どのようにして日本男子フィギュアは今日の繁栄を築き上げたのか。橋大輔は、羽生結弦は、宇野昌磨は、いったいどこからやってきたのか。そこには、経験も情報もないなかで試行錯誤を繰り返し、並々ならぬ情熱をもって“世界の壁”に挑み続けた選手たち、指導者たちの「挑戦の歴史」があった。

1977年の東京世界選手権で銅メダルを獲得し、世界への扉を開けた佐野稔。4回転ジャンプを武器に、2002年のソルトレイクシティ五輪で表彰台まであと一歩と迫った本田武史。卓越した表現力で観客を魅了し、2010年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した橋大輔。2014年ソチ五輪で、日本男子フィギュアスケート初の五輪金メダリストとなった羽生結弦。そして、その羽生を追いかける若き俊英・宇野昌磨……。

それぞれの時代を創ってきた選手たちと、彼らを支え、導いてきた歴代の指導者たちに丹念な取材を重ね、これまで語られてこなかった事実や、隠されたドラマが明らかに。『Sportivaフィギュア増刊』の人気連載に新たな章を大幅に加筆、とくに羽生結弦については、ノービス時代から世界トップに上り詰めるまでを多彩な証言とともにたどっていく。羽生ファン、フィギュアファンはもちろん、世界に挑むスケーターたちの挑戦がすべての日本人の心を揺さぶる、第一級のスポーツノンフィクション。


【第1章】 佐野稔がいた時代
【第2章】 本田武史がいた時代
【第3章】 橋大輔がいた時代
【第4章】 羽生結弦がいる時代
【第5章】 宇野昌磨、始まる


<著者略歴>
宇都宮 直子(ウツノミヤ ナオコ)
ノンフィクションライター。現在、フィギュアスケート記事を『Sportiva 』『SPUR』『中央公論』等に執筆。
過去には俳優・三國連太郎や社会問題を題材とした著書を上梓するなど、その内容は多岐にわたる。
近著は『浅田真央 age18-20』(文春文庫)など


【著者紹介】
宇都宮直子 : ノンフィクション作家。『神様がくれた赤ん坊』(講談社)を上梓して、デビュー。それ以降、医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルにわたって、執筆活動を行なう。なかでもフィギュアスケートの現場での取材歴は20年以上に及び、スポーツ誌のほか、文芸誌や女性誌でもコラムを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • フクミミ

    羽生結弦本と思いきや・・佐野稔から宇野昌磨まで、世界選手権で台乗りした、歴代の男子フィギュアスケーター達が繋いだ男子フィギュア発展のバトンのような本です。確かに昔は国際大会で表彰台に乗らないとTVで放送すらなかった時代でした。今は羽生結弦というメガ・スターの存在で、女子よりも男子フィギュアの方が注目されているくらいになりました。 先人達の努力により、花開いた日本の男子フィギュア界、これからも楽しみです。

  • きつねねこ

    タイトルは「羽生結弦」だが(その方が売れるのだろう)、佐野稔から始まりその時代を牽引した日本男子トップスケーター5人を取り上げている。世間一般からは、高橋大輔(または羽生)が突然現れた様に見えるかも知れないが、其処には連綿と続く系譜があることが分かる。ところで、この著者の文章はスポーツノンフィクションらしい簡潔さはありながら、妙に癖が強い。読点の多さがかなり目立ち、打っている場所もおかしいものが。逆接の「だけど」も多用されるのだが、書き言葉では「だが」や「しかし」にすべきでは。文芸作品でないとは言え…。

  • すぎねえ

    日本の男子フィギュアスケート史、と言ってもいいと思う一冊。これ読んでて、あー結構前からフィギュア知ってたんだなあ、と思いました。詳しくはなかったけど。そして今ほどしっかり追いかけてもいなかったけど。さらに今でもそこまでガチではないけど。何事にも「始まり」というものがある。始めた方はゼロからだけど、すでに周りは90やら100やら何なら150あたりまで達していたりする。それは後発であるが故に致し方ない。ないのだが、そこで止まらないでいたから今がある。日本フィギュア界凄い。という一冊。

  • みずほ

    ★★★☆☆ 図書館本。佐野稔、本田武史、高橋大輔、羽生結弦、宇野昌磨までの5人を取り上げている。羽生選手の第4章(155〜211P)だけ読了。内容としてはNHK杯の怪我のあたりまで。P191、チャンについて「(クワド)2種類では苦しい。平昌ではおそらく勝負にならないだろう」と書かれている。以前から「羽生はクワド2種でも金をとれる」と言われ、実際2種で2位に11点差で優勝した。煽り好きのメディアならともかく、こんなフィギュア本だしてる宇都宮さんでさえそんなこと書くのかとちょっとガッカリ

  • ちいくま

    羽生くんが登場するまで長かった… サブタイトルの方がメインタイトル。そりゃーこのタイトルでなければ手に取らなかったけどさ。懐かしい名前がたくさん出ていて、結構コアなファンだった自分に驚きました。キャンデローロよりウルマノフ派だったなぁ

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