Product Details
ISBN 10 : 4093898111
Content Description
「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション
選考委員の心を強く揺さぶり、受賞に至った第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作。
◎酒井順子さん
「りりちゃんの孤独、騙された男性の孤独に迫るうちに著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る」
◎森健さん
「今日的なテーマと高い熱量。とくに名古屋に部屋を借るほど被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある」
◎河合香織さん
「書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ”りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、”りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い」
大きな話題を集めた「頂き女子りりちゃん事件」に真っ向から挑む姿勢と、そこに映し出された現代社会の姿がいま読むべきノンフィクションとして高く評価された1冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
ターゲットとする年上の男性を「おぢ」と、彼らから金銭を詐取することを「頂き」と名付けたキャッチ―さや、その手法を「魔法のマニュアル」として販売していたこと、だまし取った金をすべて歌舞伎町のホストクラブに勤務するホストにつぎ込んでいたこと、「頂き女子りりちゃん」と名乗り、アッシュブロンドに染め上げた肩までボブヘアに、ピンクを基調としたファッションで「配信」を行っていたことなど、様々なエピソードや特異なキャラクターによって、逮捕から裁判、そして実刑判決まで一挙手一投足が注目を浴びた事件を、週刊誌で20年以上事件・芸能記者として活動しながら、歌舞伎町に住み込んで「ホス狂い」を取材してきた女性記者が全力取材。
“りりちゃん”との面会や手紙のやりとりを重ね、裁判を傍聴するうちに、少しずつ心の距離が縮まり、記者でありながら共鳴し「彼女の罪がわからない」と逡巡しつつ家族や被害者、「りりヲタ」を名乗り、彼女をフォローしていた女性たち、支援を申し出た関係者などに取材を重ね、深く、事件の核に迫ろうとする著者の姿に心揺さぶられること間違いなしです。
対象に飲み込まれながらも真っ向から対峙し続けた著者にしか書くことができない
情動と熱気に満ちた全く新しいノンフィクションです。
《アクリル板の向こうにいる彼女の言葉に心を揺さぶられ、逡巡し、また新たに発覚した事実をぶつけると、彼女の言葉によって、覆される。振り返れば、この一年間は、その繰り返しだった》
ターゲットとする年上の男性を「おぢ」と、彼らから金銭を詐取することを「頂き」と名付けたキャッチ―さや、その手法を「魔法のマニュアル」として販売していたこと、だまし取った金をすべて歌舞伎町のホストクラブに勤務するホストにつぎ込んでいたこと、「頂き女子りりちゃん」と名乗
【著者紹介】
宇都宮直子 : 1977年3月27日生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーランス記者に。「女性セブン」「週刊ポスト」などで事件や芸能スクープを中心に取材を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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やすらぎ
読了日:2025/07/08
nonpono
読了日:2025/10/07
fwhd8325
読了日:2025/09/21
もぐもぐ
読了日:2025/07/21
ぼっちゃん
読了日:2025/10/10
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