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海賊とよばれた男 下 講談社文庫

Naoki Hyakuta

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062778305
ISBN 10 : 4062778300
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan

Content Description

2013本屋大賞受賞作が文庫化!

この男の戦いは0から始まった――敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本・メジャーたちだった。
日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社(現BP)に支配されていたイランは、国有化を宣言したため、国際的に孤立し、経済封鎖で追いつめられる。英国海軍が警戒する海を、一隻の日本のタンカーがイランに向けて航行していた――。
「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。

【著者紹介】
百田尚樹 : 1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数を構成。2006年、太田出版より刊行された『永遠の0』で作家デビュー。’13年『海賊とよばれた男(上下)』で第10回本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    最後は大往生で、主人公国岡鐵造の生涯を余すことなく描かれていた。特にメインの日照丸事件でのイランとの遣り取りは凄かった。このような日本人がいた事を余り知られてないのは逆に驚いた。そして日田さんの最期に最大限の恩に報いるようにあの手この手と動いた鐵造、知り合いにポンと6千円の大金を投資出来る日田さんがそれぞれ凄いなと思った。昔はそんな風に惚れ込んだ人物に全財産を投じる人がいたのかと驚くと同時に如何に今の日本人が自分のことしか見えてないなと残念な気持ちにもなった。

  • zero1

    下巻の山場は何といってもタンカーがイランに向け港を出る場面。 安全はまったく保障されてない。 それでも船長をはじめとする海の男たちは果敢に挑む。 彼らを支える家族の想いも涙を誘う。 日章丸事件は概要だけ知っていた。 だが、出光にこんなドラマがあったとは初めて知った。 開拓者というのは偉大だ。 自由貿易というのは当たり前に存在するのではない。 先人たちの挑戦がなければ成り立たないものだ。 この世には、まだまだ私の知らない世界がある。 読書により、未知の世界を知りたい。

  • いおむ

    自分が生まれた時は既にOPECがあり、この作品の「日章丸事件」すら知らなかった。イランとの関係も。一民間企業の宣伝と揶揄されかねない、また違う立場から見ると微妙な問題もありそうなので大々的に使えないのだろうけれど、きちんと後世に伝えていくべき話。更に「石油」についてもいろいろと勉強になりました。

  • た〜

    読みやすいけど薄くない、大人のラノベかな。残念なのは敵の現れ方、解決ともにちょっとご都合主義っぽいところと、一番お盛り上がりが第1章(上巻)に持ってきているところかな

  • 小梅

    出光の創設者の激動の一生を書いた本。熱い男の感動作…なんだけど、たしかに凄く行動的でカリスマ性もある人物。なんだけど、なんだけど、劇化され過ぎな感が否めない。自分の会社の為でなく日本の為になる事をしようとしてるのに邪魔する奴が悪い。なぜ初めて会ったのに、一目見て「こいつはできる。信用できる。私の目に狂いは無い。融資をしよう」ってなるのか?で、いちいち登場人物の名前の横にカッコ書きで、後に◯◯大臣とか…出世した人を若い時から見抜いてたと強調したいのか?個人的に鼻についてしまった。

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