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ISBN 10 : 4106022311
Content Description
長編『海の都の物語』で一千年にわたる共和国の興亡を描き尽くした塩野七生が、いま新たに「海の都」への想いを語り、かつてこの街が築きあげた国家と芸術家との“幸福なる関係”を解き明かす。さらに、中世からルネサンスを経てバロック期に至る豊饒な美の遺産を、美術史家・宮下規久朗が案内。水と光の織りなす比類のない景観、独自の発展を見せる建築空間。ベッリーニに始まり、ティツィアーノを頂点とする“ヴェネツィア派”の巨匠たちが手がけた天井画・壁画・祭壇画との調和を、心ゆくまで堪能したい。水上の迷宮ヴェネツィアに、歴史・美術・建築からアプローチする至福の一冊。
目次 : 「海の都」の美を歩く/ ヴェネツィア美術案内/ 第1章 ラグーナの暁光―ビザンツからゴシックへ 15世紀前半まで/ 第2章 遅咲きのルネサンス―ベッリーニの絢爛、カルパッチョの物語 14〜16世紀初頭/ 第3章 ティツィアーノの世紀―巨匠たちが彩る黄金時代 16世紀/ 第4章 バロックの黄昏―最後の光芒ティエポロ 16〜17世紀
【著者紹介】
塩野七生 : 作家。1937年東京都生れ。学習院大学文学部哲学科卒業。1963年から68年までイタリアに遊学。68年、最初の作品「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。70年、『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により毎日出版文化賞。同年よりイタリアに居住。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年よりローマ帝国の興亡を描く大作『ローマ人の物語』に取りくみ、年に1作のペースで執筆。93年、『ローマ人の物語』により新潮学芸賞
宮下規久朗 : 美術史家。神戸大学大学院人文学研究科准教授。1963年愛知県生れ。東京大学大学院人文科学研究科修了。2005年、『カラヴァッジョ聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)によりサントリー学芸賞および地中海学会ヘレンド賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヴェネツィア
読了日:2012/07/07
miww
読了日:2017/05/18
キムチ27
読了日:2014/05/08
くみ
読了日:2018/12/31
Nat
読了日:2018/08/24
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