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香君2 西から来た少女 文春文庫

Nahoko Uehashi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922702
ISBN 10 : 4167922703
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

アイシャは〈香君〉が抱える苦悩を知り、藩王国視察官のマシュウとともにオアレ稲の謎と向き合うことに。だがそれはウマール帝国への謀叛行為だった。そんな中、オアレ稲に虫害が発生してしまう。民を飢えの危機から救うべく、アイシャたちは動き出すのだが‥‥。
植物と昆虫が人々の運命を大きく変えていく、傑作長編第2幕!

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 1962年東京生まれ。文学博士。川村学園女子大学特任教授。89年『精霊の木』で作家デビュー。野間児童文芸賞、本屋大賞、日本医療小説大賞など数多くの賞に輝き、2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞。20年、マイケル・L・プリンツ賞オナー、日本文化人類学会賞、23年、吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふう

    Aの感想を書こうとして、@の感想を間違えて「香君上」に書いてしまっことに気づきました😓。主食となる穀物を育てることで人々を飢饉から救う、それが国の安定や拡大、支配につながる。そんな農業と政治の間で、アイシャは香使として人々の幸せのためにはたらきます。香りから自然の声を聞き、作物と土、肥料の関わりをつかみます。それはとりもなおさず、作者自身が農業について研究し、科学的な見地と人々の思惑を絡ませながら物語を編んでいったということですね。最後にアイシャの身に起きたことがどう解決に向かうのか。3はまだ未購入…。

  • あきぽん

    特殊能力を持つ少女が主人公のファンタジーではあるけれど、農業、生物多様性、権力闘争などの描写は驚くほどリアルだ。食べることは生きること、農業の始まりは文明の始まりで戦争の始まり。今までの作品と同様、周到に取材して現実の写し鏡である世界をがっちりと構築した上橋先生さすが。

  • なつくさ

    香りの声が聴こえる少女アイシャが感じる世界の描写が心に残っている。守り人シリーズでもそうだったけれど、あるのだけれど、感じられない世界の秘密をひとつを教えてもらえてる気がして気持ちがスッとなる。喜びと悲嘆の稲であるオアレ稲を中心に歴史はあたらなる1ページを作ろうとしている。紡がれた歴史の深さにいつも驚かせられます。次へ。

  • みやび

    展開が早く、人間関係などが複雑になってきていて少し戸惑う部分もあるけれど、この段階でいろんな秘密が明かされてきていて面白さが加速する。そして「え?こんなとこで?」という終わり方。次巻ではいよいよオアレ稲についた害虫オオヨマによる甚大な被害が発生するのか、それともアイシャ達が何とか食い止めるのか…。このまま3巻へ。

  • ミーコ

    今日1日で読了しました。アイシャは この後 ピンチをどう乗り越えるのか⁇ カタカナの名前が沢山出て来るので、頭がこんがらがるけど 面白いです。なんせ上橋さんの本は奥深い。3巻めも図書館に予約しなくっちゃ!

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