Now -Yearbook 1985

大好評の「NOW」シリーズによる ”年鑑” コンピレーションの最新作は、あの USA フォー・アフリカ・チャリティープロジェクトによる「We Are The World」やマドンナ「Like A Virgin」といった社会現象級のメガヒットも生まれた (本作には収録されておりません)、80年代洋楽シーンで最も濃密な１年といえそうな「1985年」にフォーカス。

この年の７月に開催された 20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴエイド」で歴史的なパフォーマンスを行なったクイーンによる大ヒットシングル「One Vision」で幕を開ける CD１には、こちらもこの年のハイライトとなる 全米１位・全英２位を記録した a-haの大ヒットデビュー曲「Take On Me」をはじめ、フィリップ・ベイリー＆フィル・コリンズという 80年代の風物詩でもある ”大物同士のコラボ” による「Easy Lover」、ユーリズミックス 唯一のUKチャートトッパー「There Must Be An Angel (Playing With My Heart)」、デュラン・デュランのジョン・テイラー＆アンディ・テイラーとロバート・パーマーがファンクを合言葉にドッキングしたパワー・ステーション「Some Like It Hot」、ほか、ゴー・ウエスト「We Close Our Eyes」、デッド・オア・アライヴ「You Spin Me Round (Like A Record)」、ミッジ・ユーロ「If I Was」など、R45以上の世代なら誰もが一度は聴いたことのある80年代アンセムをたっぷりと収録。

大ヒット映画のサウンドトラックや名曲が多く生まれたのもこの時代の特徴。CD２には、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみのヒューイ・ルイス＆ザ・ニュース「The Power Of Love」をはじめ、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」で印象的に使われている ダン・ハートマン「I Can Dream About You (あなたを夢みて)」、デイヴィッド・フォスター作による同名映画の主題歌 ジョン・パー『St. Elmo's Fire (Man In Motion)』、1984年のモータウン製作映画「ラスト・ドラゴン」のサントラにも収録されたデバージの代表曲「Rhythm Of The Night」などをフィーチャー。ちなみにCD４にも、映画「ビバリー・ヒルズ・コップ」のテーマソングでおなじみ、ハロルド・フォルターメイヤー「Axel F」も収録されている。

CD３には、「Running Up That Hill」が Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」最新シリーズで使用されリバイバルヒットとなっているケイト・ブッシュのドラマ仕立てのビデオクリップも印象的なヒット曲「Cloudbusting」、今もハワード・ジョーンズの重要なライヴレパートリーとなっている「Things Can Only Get Better」、デュラン・デュランの初代ヴォーカリストでもあったスティーブン・ダフィーの「Kiss Me」ほか、プロパガンダ「Duel」、ニック・カーショウ「Wide Boy」、ファイン・ヤング・カニバルズ「Johnny Come Home」、ストロベリー・スウィッチブレイド「Since Yesterday」などを収録。

CD４には、UKシングルチャートで５週連続１位を記録した ポール・ハードキャッスルによるサンプリングを駆使したエレクトロファンクアンセム「19」、イタリアのニューウェイヴ〜ダンスユニット、バルティモラの強烈なデビューシングル「Tarzan Boy」、シャカタク，メゾフォルテ，フルーツケーキと並ぶ ”ジャズファンク四天王” の一角 レヴェル42の英米でチャートインしたビッグヒット「Something About You」、そしてラストにはこの時期らしく、80年代英国が誇る ”No.１ロカビリー野郎” シェイキン・スティーヴンスのポップヒット「Merry Christmas Everyone」を収録。