Books

第五の季節 創元sf文庫

N・k・ジェミシン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488784010
ISBN 10 : 4488784011
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

数百年ごとに〈第五の季節〉と呼ばれる破滅的な天変地異が勃発し、文明を滅ぼす歴史が繰り返されてきた超大陸。この世界には、地球と通じる能力を持つがゆえに差別される“ロガ”と呼ばれる人々がいた。そしてまた、“石喰い”と呼ばれる、人間の姿をした謎の存在も。そんな中、新たな〈季節〉がまさに到来しようとしていた……。前人未踏、三年連続で三部作すべてがヒューゴー賞受賞のまったく新しい破滅SF、開幕編。


【著者紹介】
N・K・ジェミシン : 1972年米国アイオワ州生まれ、ブルックリン在住。メリーランド大学カレッジパーク校でカウンセリングを学び修士号を取得。2004年から小説を発表し始める。2010年のデビュー長編『空の都の神々は』で翌年のローカス賞第一長編部門を受賞。2015年発表の『第五の季節』に始まる三部作で、前人未踏の3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞を達成。第三部The Stone Skyでは2018年ネビュラ賞長編部門も受賞した

小野田和子 : 1951年生まれ。青山学院大学文学部英米文科学卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • buchipanda3

    SFファンタジー叙事詩。神話的な語りで始まり、世界の終焉が意味深な言葉で告げられる。数百年ごとに文明崩壊の危機にさらされる大陸スティルネスが舞台。人類の社会の仕組みも特殊で用語の羅列に戸惑うが、三人の女性の物語が進むにつれて世界観が目の前に浮かび上がりぐいっと惹き込まれていった。キャラも独特。オロジェンの桁外れな能力、大地と密接した力にはただ圧倒。それを必要とする社会だが支配的な差別が存在する歪んだ状況が切々と語られ、引き起こされる事態をひたすら追った。そして未解明の謎、特に石喰いが気になる。続きを待つ。

  • sayan

    結構な頻度でヒューゴー賞受賞作に隔靴掻痒の感を持つ。本書もその1冊。既に多々指摘の通り、プロローグに困惑し、3つのパートが交互に展開し、更に二人称が読み手を混乱させる。例えば「三体」で散見する専門用語や概念はない。熱や運動エネルギーを操るアプリオリな能力を持つ人々(オロジェン)の視点で、彼らが直面する理不尽な社会と、その基盤をなす管理体制に向かう。途中から話が混沌としたため本人の意思に反して持つ能力を管理、利用される人々を描いたドラマSPECを手掛かりに、何とか読了…。ちょっと時間をおいて再読してみたい。

  • タカギ

    驚異のS Fファンタジー。世界の謎のミステリでもある。〈第五の季節〉とは、数百年ごとに訪れる破滅的な天変地異。この世界には、地震を起こしたり氷結させたりする能力を持つ“オロジェン(ロガ)”と呼ばれる人々がいて、異能ゆえに虐げられ国家に支配されている。物語は3つの視点で進む。息子を殺した夫を追うロガの女、国家の支配下にある若いロガの女、能力を訓練中の少女。先が気になり、次々にページをめくった。“石食い”や“オベリスク”は敵か味方か? 続きが早く読みたい。

  • あさうみ

    すごいSFがきた…三体もだが、こちらもすごかった…!最初のとっつきにくく(背景や説明がすくない)読み切れるか不安だったが、半分過ぎると取り憑かれた。カースト制度や人間関係が巧み。あらゆる差別…作者が社会問題提起したいのかな。しっかり導かれる結末は圧巻。これは読んで良かった!そしてまだ謎は残ってるので続刊が待ち遠しい…

  • tom

    読友さんが面白いと書いていた。それならと思って借りてくるが、序盤はワケワカメ。読み飛ばしてると突然面白くなり、そこからは、最後まではほとんど没頭状態。語られる出来事も面白いけれど、読み終えたのち、物語の構成の新鮮さにも驚いてしまう。私にしてみれば、この本、話題の「三体」よりもはるかに上質なSF・ファンタジー。SFには、こういう物語が突然現れてくるから嬉しいのだ。後書きには、読み終えたら、もう一度読み直してほしいと書いている。もう一度読み直してみて、ようやく出来事の全体が見えてきた。次巻の配本が待ち遠しい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items