DVD

Kamiya Etsuko No Seishun

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BCBJ2692
Number of Discs
:
1
Label
:
:
2 (Japan)
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Vistasize/Squeeze, 2006
Director
:

Product Description

原作は、岸田國士戯曲賞・読売文学賞などを受賞した今、最も注目される劇作家の一人、松田正隆氏の傑作戯曲を映像化。

舞台となるのは、特攻基地のあった鹿児島県出水市。昭和20年の戦時の物語。春の桜の樹の下で海軍航空隊に所属する二人の若者と美しく純朴な娘の恋物語。現代人が忘れてはいけない“愛の尊さ”がここに!

Content Description

敗戦の色濃い昭和二十年・春。
両親を失ったばかりの娘・紙屋悦子は、鹿児島の田舎町で優しい兄・安忠、その妻・ふさと肩を寄せ合う慎ましい毎日をおくっていた。そんな彼女が胸に抱く願いは家族の平穏と、密かに想いを寄せる兄の後輩、海軍航空隊に所属する明石少尉の無事だけである。ところがある日、兄は別の男性との見合いを悦子に勧めてきた。それも相手は明石の親友・永与少尉で、明石自身も縁談成立を望んでいるらしい。傷心を押し隠し、永与との見合いに臨む悦子。
当日、明石に連れられて紙屋家を訪れた永与は、緊張のあまり失敗を繰り返しながらも、悦子に真摯な愛情を示した。
「…戦争のどげんなるか…私もどげんなるかわからんですばって…私はもうあなたば…一人にしません」
必死で搾り出す永与の言葉に対し、僅かな沈黙の後、「はい」と答える悦子。
だが、悦子は衝撃的な事実を知らされた。明石が特攻隊に志願し、間も無く出撃すると言うのだ。
出撃前夜、悦子にその言葉を残し、満開の桜の下を去っていく明石。
その夜、たった一人で泣き尽くした悦子。
数日後、悲痛な面持ちで明石の死を告げに来た永与には、残された者同士の哀しみをがあった。
明石が書き残したという手紙を永与から受け取り、封を開けずに握り締める悦子。
そして、勤務地が変わる事になったという永与が去ろうとした時、彼女は今度こそ胸の中に秘めた想いを口に出した。
「待っちょいますから…日本がどげな事になっても、ここで待っちょいますから…」
「…はい」
「きっと迎えに来て下さい」
見詰め合う二人の頭上、散り始めた桜の花びらが舞う。
これから共に長い人生を生きる二人の、結婚を決意した最初の一歩がはじまるのだった・・・。

Footage   

  • 紙屋悦子の青春
  • 追悼・黒木和雄監督特集
  • 予告編集

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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黒木和夫監督の遺作 「紙屋悦子の青春」良...

投稿日:2007/07/07 (土)

黒木和夫監督の遺作 「紙屋悦子の青春」良い映画です。 (すごく地味なので、つまらないよ!と感じる人もいるかもしれないが…?) 戦争末期の敗戦がしのびよる鹿児島の片田舎、ほとんどお茶の間の場面だけの物語。 登場人物も5人だけ。派手な戦争場面などは一切なく、会話は掛け合い漫才よろしく、むしろユーモラス。 それでも、映画の世界に引き込まれ、2時間近い映画も名残おしく、映画の力を感じられました。

tugu さん | 川崎市 | 不明

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