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Monkey Vol.30 特集 渾身の訳業

Motoyuki Shibata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784884186159
ISBN 10 : 488418615X
Format
Books
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文芸誌「MONKEY」は2023年に創刊から10周年を迎え、6月15日発売の最新号は節目の第30号となります。
その記念すべき第30号は、「渾身の訳業」と題し、優れた文学を翻訳・紹介し続けてきた柴田元幸が、今あらためて“翻訳”に向き合い、今いちばん訳したい短篇をとことん選び、訳す、「柴田訳の作品のみで構成した翻訳小説特集」です。

また、特集外では、村上春樹の新訳によるトルーマン・カポーティの短篇「最後のドアを閉めろ」を特別掲載。さらに、柴田元幸を聞き手に、村上春樹がトルーマン・カポーティについて語ったロングインタビューも収録します。

表紙は画家・山口晃の描き下ろし作品です。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Y2K☮

    いま「文學界」「すばる」などの純文芸誌を買う人がどれだけいるのだろう。そんな世の中でほぼ翻訳文学に特化した本誌が10年続いたのはすごいこと。読めば理由がわかる。重すぎず軽すぎず。セレクトと並べ方に編者の配慮を感じる。カポーティの春樹訳はそれだけで買う価値がある(次号には「ミリアム」が載るらしい。「夜と樹」を再読しておこう)。ブレンダ・ペイナードが日本未紹介とは驚き。「凧を作る者」はタイムリーな主題だし、賛同するしないはともかく頭の片隅に入れておきたい視点を学べる良作。ダイベック「トスカ」もやけに後を引く。

  • tokko

    記念すべき30号だけあって、とても贅沢な一冊になっています。柴田先生の翻訳でポール・オースターからスティーヴン・ミルハウザー、ステュアート・ダイベックなど粒ぞろいの名品ばかり読めるわけですから。しかも巻末には村上さんによるトルーマン・カポーティまで読めちゃうという、これはファンにはたまらん垂涎ものでしょう。残りのページが少なくなっていくのを切なく思いながら読むのでした。

  • はる

    木造総二階の角部屋に設えられた書斎。窓という窓が開け放たれ、座して文机に向かう一頭のモンキー。左手は電子辞書らしき物を操り、右手に思案の筆が紙の面を啄く。その右にモニターとキーボードと思わしきもの。窓の外に伸び放題のびた植物が風に揺れているようだ。小説家はかくも孤独なのだ。装画は語る。カポーティ「最後のドアを閉めろ」がメイン。 さて短編だが、原題shaut a final door。小説の末は・・もうなにひとつ考えるまい。風を思え」

  • 北風

    毎号読んでいるわけではないが、いつ単行本となるかもわからないしね。オースターは久しぶりだ。不遜な作品が多い木がするけど。カポーティの短編目当てだったけれど、やはりカポーティの破滅的なのが何故か好きだな。20歳で書いたのも驚きだけど、14歳で原文で読む村上春樹も驚き。村上春樹訳もとやかく言われるけど、個人的には村上春樹に慣れているからか、小難しい言葉や文章を受け入れやすいんだよな。

  • まさ☆( ^ω^ )♬

    祝!MONKEY第30号。柴田さんの翻訳を思う存分堪能できて満足でした。ポール・オースター「幻肢」はやはり面白い。あとは、アミアス・ノースコート「絵」、ローラ・ヴァン・デン・バーグ「相続」、シーリア・フレムリン「陽のあたる場所」が特に面白かった。オースター以外は初読み作家でした。最後のカポーティの短編と、柴田元幸・村上春樹対談がよかったです。この二人の対談は相変わらず面白い!

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