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逆説の日本史 4

Motohiko Izawa

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094020045
ISBN 10 : 4094020047
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1999
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この第4巻は、平安時代の終わりと平家の盛衰が描かれています。古今和歌集や源氏物語など、また平将門や崇徳上皇について述べられています。まあ結構問題含みやたたりなどがあるので比較的様々な解釈がしやすいのだろうと思われます。それにしても井沢さんは現在の政治に物申したいことがあったのでしょうね。この歴史について述べながら結構現代政治の批評も行っています。

  • takaC

    3巻に引き続き「怨霊」を語る回。「穢れ」も「言霊」も腑に落ちてしまう我はtypicalな日本人なんだな。

  • 竹城 俊之介

    「六歌仙は、いうほど歌の名人ではなかった」ってトリビアですね。紀貫之による古今集序文の六歌仙の批評文が、まあまあ辛口なんでビックリしました。特に喜撰法師と大伴黒主は作品少なすぎて、名人とは言えない。ならば、なぜそんな6人が六歌仙に選ばれたのか?これが最初の謎。 桓武天皇が廃止して以降、平安時代は軍隊なき時代だった。そんな国は日本だけ。現代の憲法9条とならべて、軍隊なき国家の特異性が語られます。 言霊と怨霊と穢れの概念からみた、井沢さんの歴史観は一本筋が通って見えてきます。「崇」の諡号の分析は興味深いです。

  • Shoji

    前半は冗長でした。ですが、後半、戦争と平和についての叙述あたりから面白くなりました。憲法や自衛隊の議論は単純に考えた方が良さそうですね。ニッポンの平和ボケの様子を改めて思い知らされました。

  • ひろき@巨人の肩

    前半は「古今和歌集」、「源氏物語」に見られる怨霊・言霊信仰の解説で読むのに時間がかかったが後半は鳥肌モノ。やはり日本史には現代日本人のルーツが隠されていると確信する。ケガレ思想が生む歪んだ絶対平和主義と差別意識。摂関政治と院政にみる影の権力争い。平氏に欠けていたグランドデザイン。現代日本の縮図を見ているようだ。院政の中で生まれた絶対的な専制君主・白河法皇の2つ犯した不徳「崇徳天皇」と「平清盛」が中世における皇室の衰退を招いてしまったという事実。慢心というのは非常に恐ろしい。

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