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逆説の日本史 3(古代言霊編)

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093794145
ISBN 10 : 4093794146
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1995
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひろき@巨人の肩

    称徳女帝の錯乱と桓武天皇の平安遷都を考察。ポイントは寄生虫・藤原氏の暗躍と中国思想。称徳女帝は、皇帝を目指した藤原仲麻呂を阻止したが、道鏡への禅譲を画策。宇佐八幡宮信託事件により失脚し、藤原永手が天智系・白壁王(光仁帝)を擁立した。称徳女帝、道鏡、仲麻呂の構図は、呂太后、嫪 毐、呂不韋を想定させ「道鏡愛人説」が生まれた。桓武天皇は、政争で憤死した弟・早良親王の祟りを恐れ、風水を取り入れた平安京へ遷都。軍隊放棄と墾田永年私財法により国力弱体。万葉集の撰者は早良親王に仕えた大伴家持。当初は犯罪者の鎮魂が目的

  • 背古巣

    これまでの怨霊信仰に加えて、言霊信仰が加わった。氏の言っていること、証明せんとしていることはすごく説得力があるなと思って読みました。これまで、名前しか知らなかった歴史上の人物や出来事について、日本人の本質を踏まえて検証していく過程がとても面白いです。ただ、本職の歴史家さんへのダメ出しが多いのに、ちょっと辟易しますが…😁💧

  • ひろき@巨人の肩

    怨霊信仰、言霊信仰を理路整然と説明できる井澤先生に感服した。この2つにより古代日本人の残す史料は中国、欧米のものと全く異なる。そのため歴史学において中国、欧米で主流の史料至上主義を取り入れても、日本史の真の姿が見えてこないとの指摘に納得。称徳女帝の目指した禅譲の思想、桓武帝の怨霊シェルターとしての平安京遷都、「寄生虫」として政治手腕を発揮する藤原家、鎮魂としての万葉集など今回も彼らの宗教的な背景を取り入れて生き様眺めることで、彼らがまさ現代日本人の祖先だったと身近に感じることができた。

  • こも 旧柏バカ一代

    穢れ等の思想、宗教的な視点から見ると凄く参考になるが‥‥ 他人をねぇ‥‥

  • sosking

    高校時代、理系なのに日本史を選択しました。桓武天皇の遷都など何故そうした行為をしたのかを漠然と言われたまま鵜呑みにしていたが、天智・天武からの考察や、言霊信仰などの日本人に深く根付いている宗教観など読んでいて、すっと入ってくる内容でした。当時の人達の合理的価値観と判断って大事だと思いますよね。

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