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逆説の日本史 26 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093801195
ISBN 10 : 4093801193
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

大日本帝国は超大国ロシアを撃破したのか?

目次 : 第1章 日露戦争への道2 廣瀬中佐と乃木大将―意図的に作られた「軍神」と「無能説」(決して「傲慢」とは言えない大国ロシアの対日開戦理由/ 大人と子供の違いがある西洋と日本の「暗号」に対する伝統 ほか)/ 第2章 日露戦争への道3 帝国陸海軍完勝す!―“雌雄を決した丁字戦法”という「神話」(傲慢で独善的―陸軍参謀本部と中国共産党の驚くほどの相似点/ 日本にとって幸運だったロシア軍の伝統的「後退戦術」 ほか)/ 第3章 徹底検証日露戦争1 ポーツマスの真実―日米対立の火種を生んだまさかの「ぶち壊し」(日本と革命勢力―外と内に同時に二つの敵を抱えていたロシア帝国/ 「ポグロム」の一大拠点だったロシアに反感を抱いていた国際ユダヤ資本 ほか)/ 第4章 徹底検証日露戦争2 軍医森林太郎の功罪―傲慢なエリートか?それとも稀代の考証学者か?(「日露戦争における日本最大の敵はロシア軍では無く『脚気』だった」という意外な事実/ 外国人に「酒に酔って戦争している」と評された旅順攻略作戦の日本兵 ほか)/ 第5章 特別編 「言霊という迷信」に振り回され続ける頑迷固陋な歴史学界とマスコミ(日本人の「宗教」として存在する「言霊」という迷信/ いきなり「脅迫文」を送りつけてきた朝日新聞の卑劣なやり口 ほか)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    井沢元彦さんの『逆説の日本史』シリーズの最新刊。いやあ、面白かったですね。近代史に関する通説や定説、神話の類いを見返す面白さを、存分に味わわせてくれる一冊でした。軍神広瀬中佐についての裏話や乃木大将の評価、日本海海戦の真実!等々、これは知らなかった、なる程そうなのかということが目白押し。後半は日露講和を契機に勃発した「日比谷焼打事件」が歴史の大きな転換点となったとし、その後現在まで続く我が国のマスコミのあり方を批判的に記述する。また、陸軍軍医総監としての森鴎外の功罪について、脚気問題を中心に述べながら、→

  • ころこ

    司馬史観とは日露戦争が日本近代化の分岐点となり、その前で近代化に成功したが、日露戦争の勝利に驕り、その後の敗戦により内外に多大な犠牲を招いたという歴史観だ。司馬史観は分かり易いが、問題は近代日本の評価に分断をもたらしてしまうことにある。分断は問題を単純化してしまう。著者の狙いは俗説を相対化することによって、司馬史観の呪縛から解放することにある。乃木大将の203高地、丁字戦法や東郷ターンの俗説と異なる評価をし、桂ハリマン協定の時の判断の重要性の評価は変わらないが俗説と異なる解釈をしている。中でもポーツマス条

  • 優希

    日露戦争の巻と言っても良いでしょう。『坂の上の雲』の知識でしか日露戦争を知らない自分にとっては興味深かったです。戦死者の多くが脚気であったことが意外でした。それでもロシアに勝利したのは奇跡としか思えません。巧みな外交手腕で上手く集結させることができたのかもしれません。日露戦争の背景、勝利の理由、外交の勝利を学ぶことができました。

  • ren5000

    坂の上の雲を読んで日露戦争の詳細を知った気でいた者としては真逆の真実にちょっとびっくり。でも乃木大将は愚将とは思ってなかったので何気に嬉しい。しかし日本を壊滅させたバカトップが最近また目に着いてきた気がして心配だわ。井沢さんは橋下元知事と同じでちょっと言い過ぎだと思います。日本人の言霊信仰には全面的に支持しますよ。

  • ガットウ

    ★★★★4.3点。日露戦争と言えば、私を含め日本人がもっとも司馬遼太郎の呪縛に捕らわれているテーマなだけに、いつも以上に井沢節も冴えわたり、大変興味深い内容でした。

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