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逆説の日本史 25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎 小学館文庫

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094072068
ISBN 10 : 4094072063
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan

Content Description

誇り高き大英帝国が「栄光ある孤立」を捨てて極東の小国・日本と同盟を結んだ真意はどこにあったのか?そして、ヨーロッパを席巻した「黄禍論」とは何だったのか?

目次 : 第1章 明治の文化大変革1 日本語改造計画の悲喜劇―闇に葬られた「日本語廃止計画」(西洋近代化の流れの中で生まれた小説における「言文一致」運動/ 簡略化と効率化が「自然」に進んだ分野とは? ほか)/ 第2章 明治の文化大変革2 演劇そして芸術一般の変革―演劇改良運動と「女優」の復活(世界の演劇史でも稀な「女形」という奇蹟/ 文豪森〓外も激しく反発した「演劇改良運動」 ほか)/ 第3章 日露戦争への道1 ロシア帝国の横暴と満洲―日英同盟に狂喜乱舞した日本国民(「泥棒に弟子入り」せざるを得なかった大日本帝国の葛藤/ 「火事場泥棒」のように清国の一部を奪い取ったロシアの横暴 ほか)/ 第4章 特別編 『逆説の日本史』は“評論の必要は無い”。井沢元彦は“推理小説家に戻る”べきか?(宗教の本質がまったくわかっていない「呉座反論」/ 日本の国家形成期から存在していた「話し合い絶対主義」 ほか)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS報道局在籍中の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けやき

    言文一致運動や日本語廃止計画などの日本語に関する動き、演芸史、日露戦争前の動きについて。勉強になり、面白かった。

  • ころこ

    言霊、穢れ、怨霊が日本の歴史を駆動させた原理だという著者は、文化史と捉えられがちな本巻こそ、近代化における成功と失敗の原因を論じている考えているだろう。近代とは一人の政治家、一つの戦局によって変わるものではなく、集合的無意識のような大衆、民衆の近代意識が総体として醸成されることが重要だからだ。第1章、近代化を考える上で言文一致が重要なのは言うまでもない。森有礼の日本語廃止論から、表意文字だけの廃止論と、3種類の文字を使うことが必ずしも肯定的では無い著者の見解から、日本語話者としての自覚を考えさせられる内容

  • 金吾

    文化や芸能に多くの紙面をさいています。また呉座さんを初めとする歴史学者に対する攻撃も激しいです。日英同盟の話は繰り返しが何度かありますが、話は面白かったです。

  • Mark X Japan

    あまり重きを置かれていない明治の文化大変革も、巨視的な立場から見ると、日本史のポイントになることもあります。八甲田山雪中行軍遭難事件も、日本史と日本人の性質を考える上で、示唆に富んでいます。☆:4.0

  • 九曜紋

    本編は受験時に日本史を選択しなかった私にとって、有益な知識獲得の機会となった。第四章特別編では週刊誌上で展開された、歴史学者・呉座勇一氏による「井沢元彦批判」に真っ向から反論している。歴史学者に限らず、学者というものはどうしてこうも頭が固いのだろう。私はこのシリーズで披瀝される「井沢史観」を支持する。

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