Books

逆説の日本史 24 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎 小学館文庫

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094070781
ISBN 10 : 4094070788
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan

Content Description

憲法制定にあたって対立した大隈重信・福澤諭吉の早慶連合を、「奥の手」を使い葬った伊藤博文・岩倉具視ら維新生き残りコンビ。その陰で暗躍した「明治国家形成のグランドデザイナー」とは何者か?また“眠れる獅子”清国に勝ち、日本が手にした「莫大な利益」とは何だったのか?

目次 : 第1章 大日本帝国の構築3 帝国憲法と教育勅語―知られざる「陰のプランナー」(「歴史学の三大欠陥」がもたらした“徳川綱吉はバカ殿”という誤解/ 日本歴史学界が陥る「滑稽なまでの史料絶対主義」/ 「飛鳥時代」というおかしな時代区分を放置し続ける歴史学者たち ほか)/ 第2章 大日本帝国の試練1 条約改正と日清戦争への道―「文明と野蛮の対決」のリアル(幕末・明治の日本人が朱子学によって「優越思想」に染まっていった「皮肉」/ 明治最大の課題「不平等条約の改正」を目論み繰り広げられた「鹿鳴館外交」/ 大隈重信が条約改正の突破口に考え出した「外国人判事の登用」という奇手 ほか)/ 第3章 大日本帝国の試練2 台湾および朝鮮統治―「同化政策」の成功と誤算(閔妃虐殺を「救国の快挙」と主張する元反日韓国人作家金完燮/ 改革派を弾圧し守旧的な政治を断行した閔妃は「韓国近代化のガン」/ 言論の自由より「先祖の名誉」が優先する朱子学社会 ほか)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS報道局在籍中の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • けやき

    帝国憲法と日清開戦の謎という副題通りの内容。今回も面白かったです。

  • 優希

    明治中期から後期にかけての歴史が述べられていました。日本国憲法が成立するまでの秘話は興味深いものでした。日清戦争の前後も描かれています。不平等条約改正が絡んでいるのは知りませんでした。朱子学の持論がクドいのは時代ならではでしょう。

  • ころこ

    歴史哲学のレベルと歴史のレベルが上手く融合している。朱子学がクローズアップされている。国家神道として、朝鮮・台湾を蔑視する意識として、中国・朝鮮の発展を阻害する要因として、日本軍の現実を直視しない指揮系統、特に兵站を軽視する悪弊として、そしてそれを批判する戦後左派の中にも、現実を直視することが出来ない阻害要因として朱子学が論じられている。「脱成長」はマルクス主義から経済を排除した思想だが、朱子学の商業蔑視の影響と考えることが出来るかも知れない。軍国主義への朱子学の影響が日本を敗戦に導いたように、マルクス主

  • えぬ氏もわるよのぉ

    明治憲法、軍人勅諭、教育勅語の起草にかかわった、明治政府の影のプランナー井上毅か。そこまでの人物とは知らんかったなあ。

  • Mark X Japan

    前半は登場人物が多く、若干消化不良気味でした。途中からは、なるほどの内容です。特に、陸奥宗光に関する本を読みたくなりました。宗教や思想と政治との関わりが埋まると明治時代前半の極東アジアの情勢がすっきりしてきます。☆:4.0

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items