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逆説の日本史 13(近世展開編)

Motohiko Izawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093796835
ISBN 10 : 4093796831
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2006
Japan

Content Description

好評シリーズ第13弾。徳川家康の多面性、時代に即した面に光を当て、新たな家康像を提示。茶の湯や能、歌舞伎などの戦国文化が江戸時代、どのように変質していったかを考察。靖国問題の背景についても分析。

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひろき@巨人の肩

    家康の築いた「天下泰平の仕組み」が時代とともに変遷していく様子を描く本巻。キリスト教禁制と鎖国、文治政治への移行。徳川家の統治に、平和ボケした現代日本との類似性を炙り出し、通史より歴史を学ぶ重要性を説く。本巻は特に小見出しが秀逸だった。“日本はキリスト教の危険性を「フグの毒」のように飼い慣らそうとした”、“「鎖国」とは幕府の決断ではないただの「問題先送り体制」だった”、“家康が作った「徳川三百年」は実は「将軍は要らない」体制だった”、“「家綱」から「綱吉」への代替わりは“明治維新”に匹敵する歴史転換だ”

  • 背古巣

    この巻もまた興味深い内容がたくさんありました。一番興味深かった(驚いた)のは、五代将軍綱吉が名君であったという見解です。TVやその他の読み物などで、また教科書でも「生類憐みの令」は天下の悪法と言われていたと記憶しています。これを発布した張本人が名君とは、にわかには信じがたいですが、読み進むと納得できる部分もありました。私的にはまだ、全面的認めることはできないでいますが、最近、小説ではありますが、綱吉について好意的に書かれているものがあったようにも思います。評価は時代によって変わっていくのですね。面白かった

  • とも

    ★★★★過去読み

  • kanaoka 58

    戦国から江戸初期にかけて、東アジアの視野に入れた、スペイン・ポルトガルのカトリック正教国、オランダ・イギリスの新教国、明清との関係、駆け引き、政策など、ダイナミックで面白い。視野を広げることで、今まで見えていなかったものが見えてくる。

  • よっしー

    シリーズ13巻目は、江戸文化と鎖国の謎。信長→秀吉→家康と続く国家形成の流れの最終章である。鎖国について、家康自身は貿易を推奨しておりキリスト教を締め出したかっただけとのこと。実際は家光の時代になし崩し的に進めた政策であり、「鎖国」という言葉も外国人の命名。個人的には鎖国は島国根性を育て国際化を遅らせた、くらいのマイナス面だけ記憶していたが、日本文化の熟成と識字率など教育水準の著しい向上は鎖国のおかげ。他、能の流行で庶民の語学力が向上、女優禁止が歌舞伎を産んだなど興味深い内容が多数盛り込まれている。

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