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逆説の日本史 12(近世暁光編)

Motohiko Izawa

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094082739
ISBN 10 : 4094082735
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan

Content Description

文庫発行二四〇万部突破!今や国民的ベストセラーといえる「逆説」シリーズ。ついに戦国編完結、近世編に突入。徳川家康の天下泰平といわれた長期政権はいかにして造り上げられたか?「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」といわれる謀略の天才の手法に迫る渾身の歴史ノンフィクション。

目次 : 第1章 徳川幕府の成立1 序章としての関ヶ原編―「天下分け目の戦い」でいかにして勝利したか(「唐入り」は失業した軍人を救うための雇用対策だった/ 家康はなぜ海外侵略をしなかったのか?/ 「後継者選び」の失敗が政権の崩壊をもたらした! ほか)/ 第2章 徳川幕府の成立2 泰平への長い道編―保守主義者が好んだオーソドックスな手法(家康の権力と既成事実化した領地再配分による「論功行賞」/ 独断で六十三家の譜代大名を「創設」/ 家康の三河守任官を実現した「賀茂→源→藤原」の系図改編 ほか)/ 第3章 徳川幕府の成立3 天下泰平の構築編―賢者のライバルつぶしの秘策「分断支配」(家康の功妙な「大名統制」は「室町幕府の失敗」から学んだ/ 大名の「財力」と「権力」を見事に分散させた!/ 大名統制の憲法「武家諸法度」の本質は「外様つぶし」ではない! ほか)

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家、1954年愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞。以後作家活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この巻は徳川家が覇者として関が原やその後の長年にわたる徳川幕府の基礎をどのように築いていったのかがわかりやすく述べられています。今はやりの真田昌幸をバルカン政治家といっているのは本当にそうだと思います。私はテレビを見ないのですが草刈さんのファンなので、ぴったりだということで頭に思い浮かべながら読んでいました。西軍が勝利していれば第一の功労者は昌幸だそうです。また僧侶を武装集団から解除したのは織田、秀吉、家康だそうでこれも新たな発見でした。

  • 優希

    秀吉の死後、どのように天下をとっていったのかが論じられています。関ヶ原の勝利で楽に天下を治めることができたような印象がありましたが、実際に天下泰平の世を容易に創り出すことは難解だったのですね。それでも信長、秀吉の治世から学び、天下人となり、幕府を安定させた手腕は流石だと思いました。強引に感じることもありましたが、成程としか言えません。

  • ころこ

    江戸時代の始まりをみると、次の時代の始まりである明治維新の影響を考えます。著者も所々その様な観点を意識しています。山内一豊は関ヶ原の軍議での発言だけで功績として認められ土佐一国を与えられましたが、長曾我部の遺臣を排除したため山内家の家臣との間に対立が生まれます。郷士と呼ばれ疎外された長曾我部の遺臣たちは、その反発心から明治維新や自由民権運動の力となったといいます。同じ構造は薩長にも共通しており、同一階級内の遺恨による争いがいつの間にかその階級の消滅へと導いた明治維新の謎に迫るヒントがあるような気がします。

  • デビっちん

    なぜこのタイミングで?と感じていた秀吉の朝鮮出兵の理由がわかりました。新規業務創出という秀吉の取り組みに対し、家康は業務内容の転換という技を使って雇用問題を解決したんですね。これは仕事でも同じだと感じて、目標達成後にどうすればいいかの指針を教えてもらった気がしました。1巻を通して家康について色々な観点から語られていて、それはそれで楽しかったんですが、後半の後半に本逆説シリーズの特徴とも言える内容が凝縮されているのを読んで、やっぱこの切り口ですよねとテンションが上がりました。

  • 金吾

    関ケ原や大坂の陣はありきたりな印象でしたが、水戸家に対する考察は今までの疑問が解消できる部分があり面白かったです。

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