赤色エレジーの印象が強いですが、あがたさんはなかなか作風の幅が広く、様々なジャンル横断的な曲を作っています。 そんなあがたさんの原点は1970年代といえるでしょう。 昭和歌謡的フォーク（あるいはそのパロディ的な）です。

レコードを持っていますが、CDで気軽に聞きたくて購入しました。いいですね＆#12316;＆#12316;大正、昭和の世界が広がります。 悲しく儚くも美しい世界感が広がります。素晴らしいです。

駅名を頼りに電車に乗ったり、地図を頼りに目的地を見つけたり、バスやタクシーの運転手に身一つ任せてみたり。旅に出れば誰もが昔のように不安だから、旅をすることは昔に戻ることでもある。来たこともない場所が懐かしく、初めて聴く歌が懐かしい。

細野晴臣プロデュースによる、素晴らしきあがたワールド。 　ムーンライダーズ系、ティンパン系のミュージシャンが勢揃い。まさに金字塔。かしぶち哲郎、鈴木博文、矢野顕子、鈴木慶一、大貫妙子、山下達郎、矢野誠、鈴木茂、南佳孝、西岡恭蔵、等々。 　２枚のCDに日本のロックの「おいしい」ところが濃縮されており、まさに必聴。

恐ろしく残酷で美しい。 美輪明宏やイエローモンキーに深く通じるものを感じました。 耳を澄ませて昭和の空気を胸いっぱい吸い込みましょう。 こんなミュージシャンもう出て来ないのかな・・・。

あがたが製作・監督・出演した｢僕は天使ぢゃないよ｣のサウンドトラック♪ バック・ミュージシャンはティン・パン・アレー、大瀧詠一の最新ソロ・アルバムからも3曲収録されている♪ あがた森魚の個性のある声が印象的だ♪ サントラなのでセリフも入っていて、あがた森魚のセリフ・斉藤沙稚子の鼻に掛かった艶ぽい声も良い♪

色んな時代の名曲が入ってて、良いと思いました。　特にスローテンポで穏かな メロディーの「大寒町」はいつ聴いても、何だか切なくてやるせない気持ちになる。 今じゃ場末のビリヤード〜

このレコード持ってます。 「黄昏ワルツ」最高！！

'80年発表｡ﾌｫｰｸ歌手の印象が強いが､細野晴臣参加の｢日本少年｣などｼﾝｾ導入は矢野顕子に先駆けており､｢僕のこと好きなんだ｣で松武秀樹を起用しｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽに開眼｡本作は英国ﾆｭｰ･ｳｪｰｳﾞに傾倒し､阿木譲のﾚｰﾍﾞﾙから限定300枚で発売された｢あがた森魚ﾊﾟﾝｸ化｣ｱﾙﾊﾞﾑ｡たった2日のﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞで､演奏は全ﾊﾟｰﾄSABと藤本由紀夫の多重録音｡ｼﾝｾ機材関係は､開発の中心地でもあったﾛｰﾗﾝﾄﾞ大阪が協力している｡阿木譲があがた森魚の泣き節を封じて作り上げたｸｰﾙな世界はｼﾞｮｲ･ﾃﾞｨｳﾞｨｼﾞｮﾝのようで､Phewがｹﾞｽﾄ参加した｢ｻﾌﾞﾏﾘﾝ｣は｢ﾗｳﾞ･ﾃｨﾙ･ﾃｱ･ｱｽ･ｱﾊﾟｰﾄ｣に激似｡

このアルバムの「赤色エレジー」は当時シングル盤で発表されたテイクとは違います。 シングル・バージョンの方が間延びしていなく、アルバム・バージョンよりかなりいいです。このアルバムでは、なんといっても「乙女の儚夢」の間奏でのアコーディオンのメロディが最高です。全体的に昭和初期の雰囲気が漂いスカスカの音がとてもいいアルバムです。