Eternal Monteverdi : Roland Wilson / Musica Fiata, La Capella Ducale

ムジカ・フィアータ／永遠なるモンテヴェルディ

1枚1枚が宝探しのような発見に満ちたアルバムを発表し続けているローランド・ウィルソンとムジカ・フィアータ、ラ・シャペル・ドゥカーレの、モンテヴェルディ生誕450年記念盤。
　モンテヴェルディは、音楽史上最も重要な作曲家の一人といえるでしょう。彼のその印象的な作品は、音楽史の過程に大きな影響を及ぼし、今日においても上質な作品でリスナーを魅了しています。彼の最も偉大で神聖な作品の1つは1610年の『聖母マリアの夕べの祈り』ですが、今日まで見過ごされている別の優れた作品があります。
　1650年に出版された『祝福されし聖母マリアの夕べの祈り』。この作品集は、それまでの広範囲に影響された作品が集められたもので、驚異的な声楽と器楽による組み合わせによって、卓越した色彩豊かさ、そして堂々たる音楽的なコントラストが際立っています。この設定により、モンテヴェルディは、ルネサンスのポリフォニック・スタイルとバロック・スタイルを兼ね備えていることがわかります。さらに、この作品の特筆すべき点は、当時の慣習的な要素により、1624年のモンテヴェルディのモテット、同時代の作曲家リガッティ、ネリ、グランディの作品も含まれています。
　ローランド・ウィルソンとムジカ・フィアータとラ・シャペル・ドゥカーレは、当時の演奏法や解釈をくまなく研究し、素晴らしいポリフォニーを見事に再現しています。（輸入元情報）

【収録情報】
● クラウディオ・モンテヴェルディ：主は言われた I SV.191
● ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ：聞け、愛らしきわが恋人よ
● クラウディオ・モンテヴェルディ：ほめたたえよ、神のしもべたちよ SV.196
● クラウディオ・モンテヴェルディ：あなたは何者にもまして美しい SV.317
● クラウディオ・モンテヴェルディ：私は喜んだ SV.198
● マッシミリアーノ・ネリ：ソナタ第3番（3声）
● クラウディオ・モンテヴェルディ：主が建てたもうのでなければ SV.200
● ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ：わが心は焦がれている
● クラウディオ・モンテヴェルディ：エルサレムよ、主を讃えよ SV.202
● マッシミリアーノ・ネリ：ソナタ第7番（6声）
● アレッサンドロ・グランディ：めでたし、海の星
● クラウディオ・モンテヴェルディ：マニフィカト I SV.206:13
● クラウディオ・モンテヴェルディ：サルヴェ・レジナ SV.327
● クラウディオ・モンテヴェルディ：聖母のための連祷 SV.204

　ムジカ・フィアータ
　ラ・シャペル・ドゥカーレ
　ローランド・ウィルソン（指揮）

　録音時期：2016年7月
　録音場所：ドイツ、フュルト、ミヒャエル教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）