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荒野は群青に染まりて 相剋編 集英社オレンジ文庫

Mizuna Kuwabara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086806565
ISBN 10 : 4086806568
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
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Content Description

3カ月連続刊行、第2弾! 戦時中朝鮮半島に育ち、引き揚げてきた阪上群青と、かつて満鉄調査部に在籍していた男・赤城壮一郎。引揚船の上で運命的な出会いを果たした二人は、瓦礫と化した東京で身を寄せ合うようにして暮らすうちに石鹸製造会社「ありあけ石鹸」を創業。群青は、自分の理想の石鹸作りを実現しようと意欲を燃やす。だが、昭和三十四年。九年前に大学へ進学したはずの群青は、消息不明になっていた。ありあけ石鹸は倒産の危機から身売りし、社長だった赤城はただの社員に。親会社となった大手油脂会社からやってきた経営陣と、旧ありあけ石鹸時代からの社員たちによって社内に分断と反目の空気が漂う。赤城が苦悩するなか、思いもよらぬ肩書きを背負った群青が、突如ありあけ石鹸に姿を現す──。

【著者紹介】
桑原水菜 : 9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    倒産の危機からありあけ石鹸は身売りし、ただの社員になった赤城。親会社の経営陣と社員たちの分断と反目に苦悩する中、群青と再会する第2弾。赤城を目の敵にする出向組の黒田専務が連れてきた技術顧問として再会した群青。旧体制派が切り崩され閑職に回される中、新しいやり方に会社の希望を見出す群青に対する複雑な想い。登場人物たちの過去と現在が交錯し、信頼や友情が再構築されてゆく様子や、思ってもみなかったリョウとの再会も描かれていて、ありあけ石鹸の今後を大きく左右する激動の展開と紆余曲折の末の結末は続きが気になりますね…。

  • 栗山いなり

    身売りしたありあけ石鹸でそれぞれ奮闘する男達を描いた物語。読み終わってから振り返ってみるとかなり熱い物語だったような気がする。それぞれの信念と苦悩がにじみ出る物語に加えて企業のあれこれを描いた物語として良質だった

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