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荒野は群青に染まりて ー赤と青ー 集英社オレンジ文庫

Mizuna Kuwabara

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086806626
ISBN 10 : 4086806622
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
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Content Description

未だ敗戦の爪跡が深く残る東京で、それでも立ち上がろうともがく男達の物語『荒野は群青に染まりて』番外編短編集!
群青が突然、赤城に「ケンカのやり方を教えてほしい」と言い出した。学校に通い始めたものの、朝鮮半島から引き揚げてきた群青は学校で不当な扱いを受け、鬱屈した気持ちを抱えていた。石鹸作り、そしてリョウ率いるアメンボ団との交流に居場所を見つけようとする群青だが、リョウともども思わぬ“事件”に巻き込まれることに――!?(『マムシとりんご』)
群青と赤城は、東京で出会った近江勇吉・佳世子の兄妹とともに、バラックで暮らしている。ある日、群青とともに錦糸町へ出かけた佳世子が、闇市の店先に並べられている女雛に目を留める。それは、空襲で男雛を失い、一体だけ残った女雛だった。佳世子は、その女雛が欲しいというのだが、兄の勇吉は「女雛だけのひな飾りなんて縁起が悪い」と、妹の言葉を聞き入れようとはせず――。(『焼け跡のひなまつり』)
13歳となった佳世子の様子がおかしい。群青に対しての当たりが妙にきついのだ。赤城は戸惑いながらも理由を探ろうと奔走するけれど、それが「ありあけ石鹸」社内に混乱を生んでゆき‥‥?(『B・B・B 〜ブルー・ブラザーズ・ブギ〜』)
群青は東海林の部下の猪野に化学を教えてもらうため、多摩丘陵のとある町まで何度も足を伸ばしていたが、しかし群青が東海林に近付くことにいい顔をしない赤城には明かせずにいて‥‥。(『アカマツの聳える丘で』)

【著者紹介】
桑原水菜 : 9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    未だ敗戦の爪跡が深く残る東京で、何とか生き延びて立ち上がろうともがく人々のエピソードを描いた番外編短編集。学校に通い始めた群青がリョウと巻き込まれた事件と意外な顛末。佳世子が見つけた一体だけ残った女雛を欲しがった想いと、男雛を何とかしようとする男たち。群青に対してだけ当たりが妙にきつくなった佳世子に対する周囲の戸惑い。化学を教えてもらうために群青が東海林へ近付くことにいい顔をしない赤城の想い。戦後の雑然とした世の中を生き抜くために、寄り添い絆を深めてきた彼らの仲間たちを想う気持ちが感じられる短編集でした。

  • 栗山いなり

    群青達の戦後混乱期の中での日常模様を描いた短編集。戦後の焼け野原になった日本でたくましく生きていく群青達の日常が面白いと思える物語だったしどこか刺さる部分もしっかりとあった作品だった。このシリーズ出会えて良かったと思う

  • 蝸牛

    群青シリーズの短編集。 オンラインのみかと思ってたので書籍化されて嬉しい。ほのぼのした話が多くて、安心。

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