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島はぼくらと

Mizuki Tsujimura

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062183659
ISBN 10 : 406218365X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan

Content Description

直木賞受賞、第一作待望の書き下ろし長編

旅立ちの日は、もうすぐ。
別れる時は笑顔でいよう。

瀬戸内海の小さな島、冴島。
島の子はいつか本土に渡る。
17歳。
ともにすごせる、最後の季節。

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。

島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、
島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと――すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。

【著者紹介】
辻村深月 : 1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。『ツナグ』(新潮社)で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で第147回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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直島に行ったから島本を1冊。瀬戸内海の離...

投稿日:2018/12/11 (火)

直島に行ったから島本を1冊。瀬戸内海の離島に暮らす4人の高校生の青春小説。学校を卒業すれば島を出る者、島に残る者、それぞれの将来への葛藤と、島への想い。

太陽の塔 さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    辻村深月が描く17歳の世界。 舞台は瀬戸内の冴島で、 Iターン組、未婚の母親が 多いという設定は著者の 意図なのだろうか。 出ていくことを前提と した若者たちの描く夢は、 島に対する愛着にあふれており、 辻村深月の作風が変わって きている…村の人々との心の交流に 軸を置いた、心暖まる本だった。

  • zero1

    待つことの大切さ。旅立つ友人を見送る側は何かを失う?瀬戸内海の島から船で高校に通う4人組を中心に、辻村が地方を肯定的に描く(後述)。この島にはシングルマザーやIターン組などもいる。テレビ取材で見えた村長のエゴなど、きれいごとだけではない。東京への修学旅行で4人の計画は、辻村らしいミステリー要素と出会いで「くちびるに歌を」(中田)を思い出した。進学のためには島を出ることが当たり前。その時、人はどうする。結末は辻村の狙い通り「明るい涙」をもたらしたか。他作品とのつながりも。本屋大賞14年3位。

  • しゅわ

    【図書館】2014年本屋大賞ランクイン作品&『ツナグ』の辻村さん…という程度の知識で手にとりました。ある島に住む高校生4人の淡い恋心を中心に、島を背負う大人達の覚悟、Iターンで島に集まった人達の葛藤、シングルマザーの事情などなどが描かれてます。最初に出てきた“幻の脚本”の謎と事情がラストでわかるあたり…ちょっと出来すぎだけど良かったです♪ 母子手帳に対する島の母親たちの思いには泣かされました。かなり濃い人間関係&なんだかんだいいつつ悪人はいない島の生活…大変だけど楽しそう。

  • 扉のこちら側

    初読。作者お得意の停滞した田舎町を舞台に、停滞しない少年少女が描かれている。脚本の盗作が話にもっとからむかと思ったが、あっさりスルーされてしまった。環や大事な人の故郷=コウちゃんの故郷福島という件もよい。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    スロウハイツや光待つ場所へなんかと相関あり。4人の同級生の物語で、最後に驚きの展開がイイ。

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