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子どもたちは夜と遊ぶ 下

Mizuki Tsujimura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062760508
ISBN 10 : 4062760509
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan

Product Description

交わることのない、2人の想い。切ない終わりがやってくる。
「僕は恐ろしい。今こそ、君に会うべきなんだろう」
辻村ワールドより、切ないミステリーを

「ひとりぼっちの僕たちに辻村深月は言う。『大丈夫だよ』僕たちはまだ終わっていない。」――<幾原邦彦「解説」より>

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に2人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。

Content Description

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない―。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。

【著者紹介】
辻村深月 : 1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒。『冷たい校舎の時は止まる』(講談社文庫)で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。エンターテインメント界に現れた期待の新人として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zero1

    虐待された子が、今日もどこかで泣いている。重苦しい内容で1000ページ超は長い!殺人ゲームは「i」と「θ」によって続くが、月子はθの正体を知る。登場人物のミスディレクションは成り立つ?その他にも稚拙で疑問点はあるものの、読者の手を止めないのが辻村作品らしさ。高校生時代に書いていたというのは驚異的。犯人二人については予想通りだが、不明の高校生については予想外。秋先生の活躍に比べ警察の無能さが凄まじいのはお約束?未読の方は「メジャースプーン」必読。年に何冊か辻村作品を追いたい。次は「冷たい校舎・・」再読か。

  • パトラッシュ

    (承前)正直、殺人犯i(アイ)の正体は『ビリー・ミリガン』シリーズの読者なら何となく見当はついてしまうが、様々な伏線が回収されていく結末は実に鮮やか。見立て殺人を成功させる手腕も古典ミステリ好きを感服させるものがあり、数か月にわたる捜査で結果が出ない警察の無能ぶりや相次ぐ殺害場面の執拗さなど誇張された描写もあまり気にせず読み終えられる。若書きだが瑕瑾を吹き飛ばしてしまう読ませる力量は、方向性は違うがクーンツやラドラムを思わせた。クトゥルフ神話絡みのダゴン秘密教団の話でも書かせたら、強烈なホラーになるかも。

  • yoshida

    辻村作品に使われる名前のトリックで伏線が回収されていきました。浅葱と月子のボタンの掛け違いから、様々な真相が判明する。こんなに沢山の人物が亡くなった辻村深月さんの作品は珍しい。あの子が死なずにすんで、本当に良かった。そして、まさかのエピローグ。ボリュームはあるが、ほぼ一気読み。月子と紫乃の関係。月子と真紀の関係。辻村深月さんは、女性同士の内面を描くのが巧みですね。今まで読んできた辻村さんの作品よりは、やや異色の作品かな。再読することにより新たな発見があると思う。色々と書いたが読ませる作品なのは事実です。

  • にいにい

    そうだったのか。これは、「恋愛指南書」だったんだ! 残酷で不気味な殺人ゲームも、愛を表現するための例え話。上巻からの印象が、エピローグの浅葱(恭司)と月子とのやりとりでガラッと塗り替えられた。浅葱言葉にグッと。恭司の優しさ・男気に、胸が熱くなる。ほとんどの人が、自分を守ることしか考えられない。自分を犠牲にしても守りたいものを持つことが優しさ・愛を生む。月子の行動も浅葱の思いもせつなくて好きだ。誰か一人でも悲しませたくない人がいれば、それだけで生きていける。藍(愛)は、希望。優しく切ないテーマだ。

  • とも

    妹かよっっ!?って、まずそこに驚きΣ(・□・;)孝太と月子の関係には上巻から少し違和感を感じていたものの、まさかの兄妹とは。 「i」の正体にも驚かされたし、「i」になりすまそうとした第三者の存在にも驚いたし。下巻は想像を超える展開のオンパレードについていくのがやっと。 ただ読者を驚かせるだけじゃなく、しっかり場面場面での感情の機微まで描かれてて違和感なく、その驚きを受け入れさせてくれるあたりも流石ですね。 辻村深月さん、ハズレのない作家さんですね。 本屋大賞受賞おめでとうございます。

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