Alvorada

自身がリーダーを務めるトリオの他、Saigenji、畠山美由紀らとの共演で知られるピアニスト鬼武みゆきと、カルロス・アギーレやレニー・アンドラーヂとの交流が有名なブラジル人シンガー、グラストン・ガリッツァ。２人の出会いにより生まれた本作は、書き下ろし曲から鬼武の人気ナンバーにグラストンが詞を付けたものまで、いずれも歌心満載の曲ばかり。録音はマドリッドで行われ、様々な国の音楽家と共にボーダーレスなサウンドを作り出すことに成功。ジャズやボサノバといったジャンルに留まらない素敵な響きをお楽しみ下さい！

マドリッドは様々な国の音楽が集まる、ミュージシャンにとって刺激的な街。あるライブに行った時のこと。スペインはもちろん、セネガルやアルゼンチン、キューバ、ウルグアイ、ブラジル、ペルー、イタリアと、実に多彩なミュージシャンによって編成されたバンドが、それぞれのルーツを存分に感じさせる音を鳴らしていました。マドリッドと言えばフラメンコだと思われがちですが、ラテンやアフリカなどあらゆるリズムがあり、自由自在に融合しているんです。しかもごく自然に。すごいグルーブ、迫力でした。以前からスペインの音楽に興味を持っていた私ですが、その魅力を生み出す源泉を垣間見た気がしました。本作はそんなマドリッドで、気の合ったメンバーと共にレコーディングしてきたものです。アルゼンチン出身のベーシスト、ウルグアイ出身のドラマー、ドイツ出身のサックスプレイヤー、皆スペインを拠点に活躍中の素晴らしいミュージシャンです。曲は新旧合わせ、歌バージョンで聴いていただきたいと思っていたものばかりを選びました。マドリッドの風に乗せて、皆さんへ心を込めてお届けします。楽しんでいただけたら嬉しいです。（鬼武みゆき）
(メーカー資料より)