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Books

嘘つきジャスミンと秘密の多い香水店 ことのは文庫

Miyabi (小説家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867161173
ISBN 10 : 4867161179
Format
Books
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
miyabi ,  

Content Description

“雨宿り商店街”の片隅にたたずむ香水店「The et Madeleine。」店主の父が失踪し、ひとり帰りを待つ大学院生の茉莉のもとに、謎の調香師の青年・立葵が、ここで香水店を開きたいとやってくる。「初恋の人の香り」「お日さまの香り」「勇気が出る香り」―立葵が作るオーダーメイドの香水は、お客様の大切な思い出を蘇らせ、心にしまった想いを伝え、嘘や悩みごとも見ぬいてしまう。一緒に働くうちに、立葵と香水の不思議な魅力に茉莉は惹かれていくが、苦しくもなって―。「香水」が謎を紐解き、未来を紡ぐ、香り豊かなストーリー。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆのん

    少々寂れている商店街の端っこにある香水店。アーケードから外れたら庭にはハーブが育っている。そんな素敵なお店を舞台にした『香水』に纏わるお話。香水は時間と友に香りがかわる。この物語のトップノートは少し暗く寂しい香り。ミドルノートはサスペンスフルな危険な香りがし、ラストノートでは暖かく幸せな香りがする。『香り』と記憶に密接な関係があるというのは物凄く頷ける。日常で忘れていた記憶が意識とは関係なく蘇ることがある。雨の匂いや四季の匂いも感じると嬉しくなったり、憂鬱になったりする。香りの不思議もよくわかる作品。

  • アカツキ

    大学生の茉莉は1年前に失踪した天才調香師の父の香水店をそのまま使って香水店を開きたいという男性・志野に店を明け渡す。志野は茉莉の父の代表作「マツリカ」のプロトタイプのレシピを見つけて大儲けしようと思っていると告げて…。6作品+エピローグの連作短編集。香水や香りについての知識がストーリーに上手に織り込まれているのは良いけれど、ほんわかした雰囲気の人情話にミステリ要素を盛り込んだのは余計だったと思う。「貴婦人と永遠の薔薇園」が好き。

  • 読書好き・本屋好き堂

    初読みの作家さん。 作品名から少しファンタジー系かと勘違い。 ミステリーでした😊 香水店に馴染みがなく、調香師のお仕事も興味深かったです✨ 隠された秘密の謎がラスト、衝撃的に解き明かされる😆 最後まで凄く面白かったです🎵

  • じぇに

    とある商店街にある香水屋さんの話。訪れる人の求める香りを創り、謎もほどいていくといった感じのライトミステリ。香水という題材がまず素敵だし「おひさまの香り」の香水とか言葉選びが個人的に好きでした。

  • lanikai

    図書館本。初読み作家さん。まんがになりそうなお話。謎のイケメンと秘密を抱えた女子大生の香水店。設定は全体的に女子が好きそうな感じで、上品な洋館に住むおばあさんとか、パリとか。ベースには父の失踪の謎があり、ミステリー要素も。結構面白かったから、今度は舞台を別の場所、ヨーロッパとかにして、続編があったら読みたい。

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