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世界中で迷子になって 小学館文庫

Mitsuyo Kakuta

User Review :4.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094063233
ISBN 10 : 4094063234
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan

Content Description

「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の一冊。読み進めると驚くほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが文庫に。巻末に文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」収録。

目次 : 旅に思う(はじめに世界があると知る/ 大人になったからこそ/ 生き抜く町、生き抜く人々/ 石か、水か ほか)/ モノに思う(値段のないもの/ 五〇〇円のかなしみ/ 贅沢小心/ 傘の値段は正しいか? ほか)/ 文庫書き下ろしエッセイ 二〇一六年未来の旅

【著者紹介】
角田光代 : 1967年神奈川県生まれ。90年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、『空中庭園』で婦人公論文芸賞、『対岸の彼女』で直木賞、『ロック母』で川端康成文学賞、『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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女性は年齢や属性が変わるたびに旅への心持...

投稿日:2021/07/22 (木)

女性は年齢や属性が変わるたびに旅への心持ちがこんなにも変わるものなのか…と考えさせられた一冊。定番スポットから穴場スポットまで紹介されている点も好感が持てます。

luna さん | 不明 | 不明

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角田光代さんの年を重ねるにつれて変化して...

投稿日:2021/04/09 (金)

角田光代さんの年を重ねるにつれて変化していく「旅」への臨み方を垣間見られる一冊。1つ1つが短編なので、旅行に行くときにいつもポケットに入れておいて、隙間時間に読み返しています。

stelle さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    我らが角田先生の、旅エッセイ、お買い物エッセイ。両者の間にある関連性は?と考えつつ読んでいたが、あとがきにて得心。クレカの情報誌連載だったか⁉️旅に関してもお買い物に関しても、彼女らしい庶民目線のお話が続く。中でも繰り返し登場する、角田さんの亡き母上を想う逸話には心を揺り動かされる。

  • ゴンゾウ@新潮部

    旅のエッセイが読みたくなって手にしたが後半はモノのエッセイだった。結果は読んで大正解。アクティブで大胆に見える角田さんも 実は小心者で意外に慎重派だった。彼女の物の捉え方や考え方にうんうんと頷きながら読ませてもらった。性別は違うが同世代だからか妙に共感してしまう。

  • ゆいまある

    「八日目の蝉」の角田さんのエッセイ集。旅の本かと思って読んだら後半(というよりかなりの部分)がお買い物の話だった。買い物の仕方が私とは余り重ならずピンとこない内容。それよりも角田さんが子供の頃、興味のない科目は完全に放棄していたとか、定期券など大事なものから買ってもらったフルートまで失くしてしまうとか、慣れない場所に行くのが極端に苦手とか、自分なりの拘りやマイルールがありその変更が難しいとか、大学生になっても四国の存在を知らなかったとか、飛行機から赤道を見ようとしたとか、そういうことが印象に残る。

  • aoringo

    旅と買い物がテーマのエッセイ。旅編は全て海外。若い頃の貧乏旅行から、歳を重ねての少しゆとりのある旅。「アジアは流れていく水の文化でヨーロッパは自力で動かなくてはならない石の文化」になるほど。読んでいて現地に想いを馳せることができとても楽しめました。買い物編では、携帯ショップの若い子と意思疎通ができないところとかこれまた共感できるところがいっぱいだった。売れっ子なのに金銭感覚は庶民的。小説だけでなくエッセイも良い。角田さんのことがますます好きになりました。

  • nico🐬波待ち中

    角田さんの旅と買い物に纏わるエッセイ集。若い頃「世界」は自分が今いる内側ではなく外側にあり途方もなく広い、ということに気付き世界中をさ迷い始める角田さん。しかもビビり体質と言いながら結構大胆!アジアとヨーロッパの旅の違いや各国のトイレ事情に唸ったり驚いたり笑ったり…。そしてお金の遣り繰りにシビアなのに本だけは値段を考えずに買う角田さんは流石!亡きお母さんとの、おせち料理の話や初めての独り暮しの際に貰った鍋の話には切なくなった。そしてそしてチョコレート衝動!私も角田さん同様いつも負け戦である。

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