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チ-ズと塩と豆と

Mitsuyo Kakuta

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834251685
ISBN 10 : 4834251683
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

4人の直木賞作家が、それぞれピエモンテ州、アレンテージョ地方、バスク地方、ブルターニュ地方を舞台に描く「食と愛」の物語。NHK・BSハイビジョン「プレミアム8」の、番組中ドラマの書き下ろし原作小説。

【著者紹介】
井上荒野 : 1961年東京生まれ。1989年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞。2008年『切羽へ』(新潮社)で第139回直木賞受賞

江国香織 : 1964年東京生まれ。1989年「409ラドクリフ」で第1回フェミナ賞受賞。2004年『号泣する準備はできていた』(新潮社)で第130回直木賞受賞

角田光代 : 1967年横浜市生まれ。1990年『幸福な遊戯』(角川文庫)で第9回海燕新人文学賞受賞。2005年『対岸の彼女』(文藝春秋)で第132回直木賞受賞

森絵都 : 1968年東京生まれ。1990年『リズム』(講談社)で第31回講談社児童文学賞新人賞受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』(文藝春秋)で第135回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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食、土地、愛(家族や恋人)をテーマとした4人...

投稿日:2011/06/05 (日)

食、土地、愛(家族や恋人)をテーマとした4人の直木賞作家によるオムニバス。ストーリ性の高い、角田、井上、森作品、日常を切り取ったような江國作品どれも色濃い世界を描いている。なかでも、森作品は目頭が熱くなる力があった。各作品の冒頭の見開きの写真(ヨーロッパの田舎)も郷愁を誘い、素晴らしい。 PS:美食小説ではないので、読み物好きは安心して勧められます。

jun-aki さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    読友の7人もの方々のご推薦本。ちなみに7人はすべて女性(たぶん)。今が旬の、そして実力派の4人の女性作家たちによる、ヨーロッパの辺境を舞台にした競作短篇集。中では、ブルターニュを描く森絵都の『ブレノワール』がベストか。2番は角田光代の『神さまの庭』だろう。これらの2作は、それぞれローカル色の強い田舎町とコスモポリタンな都会(バルセロナとパリ)を対比的に描くなど、物語の構造も似ている。そして、それぞれにそのリージョナリティもまた濃厚だ。前者では、かなり早い段階から結末が見えていながら、それでも心が震える。

  • hiro

    女性直木賞作家4人が、NHK番組の「プレミアム8 愛と胃袋」で、スペイン、イタリア、フランス、ポルトガルの田舎を旅行して小説を書き、それをドラマ化するという企画のアンソロジー。森さんの「ブレノワール」と角田さんの「神様の庭」の嫌っていた故郷に戻ってくる話が好きだ。しょっぱいクレープと豆のスープを食べてみたい。「神様の庭」の難民支援から、森さんの「風に舞いあがるビニールシート」を思い出した。江國さんの小説は初読みだが、しをんさんの書いた小説かと一瞬疑ったw。井上・江國さんの長編をじっくり読んでみようと思う。

  • 優愛

    「あの人と食べた、美味しい料理」は間違いで、「あの人と食べたから美味しい料理」が何時何時も正解なのです。そう考えた方が料理と同じくらい温かい心でいられるのだから。美味しい料理を並べた食卓を囲める幸せな瞬間にはこんなにも優しい時間が流れることを知っていたようで知らなかった。きっと私は色んな事を知った風に過ごしてきたんだ。あの時もあの時も。当たり前のことに、些細な幸せに今まで以上に触れたくなりました。透ける花弁の儚さや、見慣れた町並み、吹き抜ける風の一瞬一瞬を留めていこう。人生に美味しい料理と思い出を添えて。

  • nyanco

    なんと直木賞受賞女性作家4人による競演!それもヨーロッパを実際に旅し、その旅からインスパイアされたものを作品として紡ぎだす…なんて!短編なのですが、流石、このメンバーと思わせるところが凄い。その作家さんらしさがにじみ出ている作品ばかりです。まだ井上さんの番組しか見ていないのですが、あぁ…手はあの時のあの人の手を見て感自他のだろうな…と思ったり、作家が作品を紡ぎだす過程を知る喜びを味わえました。TVを観てから読むか、読んでから観るか…。う〜〜ん、難しい選択。続→

  • takaC

    自分もこの作者陣四人と同じく日本人だが、スペイン・イタリア・フランス人・ポルトガル人の感情が良く分からないので受身で読むだけだった。

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